暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十二話 召還者
[18/22]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ウ」
 マサキはサイバスターを前に出してきた。そしてシュウに問う。
「今度は一体何を企んでいやがるんだ?」
「企む?何をですか」
「おい、とぼけるんじゃねえぞ。御前が何もなしに俺達の前に姿を現わす筈ねえだろうが。一体何のつもりだ」
「ラ=ギアスですが」
「御主人様、言っちゃうんですか?」
「隠す必要もありませんしね」
 シュウはそう言ってチカに応えた。
「そうなんですか」
「はい。それでマサキ」
「おう」
「貴方達に少しラ=ギアスに来て欲しいのです。ロンド=ベルの皆さんにも」
「どういうつもりだ」
「今地球がどういう状態なのかわかっているだろう」
「勿論ですよ。皆さんがおられない間は私とこのネオ=グランゾンが責任を以って御守り致します」
「地球をか」
「はい。それなら構わないでしょう」
「信用できるとでも思ってるのかよ」
「それは御自由に。ですが私は自分自身が言ったことは守ります」
「どうだか」
「そのうえでお話しているのですよ。是非共ラ=ギアスに向かって欲しいのです」
「どういう理由でかね、シラカワ博士」
「あ、大文字博士」
 シュウは大文字に気付いた。
「どうも。ロンド=ベルにおられるとは聞いていました」
「色々あってな。それでどうして我々にラ=ギアスに行ってもらいたいのだね」
「大文字博士、、いいのかよ」
 マサキがくってかかった。
「こんな奴の話を聞いて」
「誰であろうとまず話は聞くべきではないのかね」
「まあそうだけれどよ」
「それに今のシラカワ博士は以前とは違う。それは君もわかっていると思うが」
「・・・・・・まあな」
 渋々ながらそれを認めた。
「では聞くとしよう。それでいいかね」
「御好意有り難うございます」
「うむ。では話してみたまえ」
「ヴォルクルスのことです」
「ヴォルクルス」
 それを聞いた魔装機のパイロット達が一斉に顔色を変えた。
「ラ=ギアスで今復活させようという動きがあります」
「ルオゾールか」
「はい」
 シュウはそれに頷いた。
「彼が復活させようとしているのです、あの破壊神を」
 ここで彼はあることは言わなかった。自身とルオゾールの関係を。そしてもう一つのことを。
「それを貴方達に阻止してもらいたいのですよ」
「それだけじゃねえだろ」
 マサキがまた言った。
「他にあるんじゃねえのか、正直に言えよ」
「御名答」
「やっぱりな。で、それは一体何なんだ?」
「バゴニアもね。不穏な動きを見せていますので」
「やはりな」
 ヤンロンがそれを聞いて呟いた。
「あの男のことか」
「あの男?」
「ああ、リューネは知らなかったか。以前ラングランに一人の錬金術士がいた」
「はい」
 シュウがそれに応えて頷いた。
「彼は天才
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ