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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十一話 コロニー阻止作戦
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プにも言われて頷いた。
「何かな、近いものを感じるんだ。俺はあそこまで真面目じゃないがな」
「ふうん」
「まあ似た者同士ってやつだな。はっきり言えば。親近感だろうな」
「そうなのか」
「ああした人ってのは敵だけれど最後まで生き残って欲しいとは思う」
「敵だけれどか」
「ああ。まあこんなこと言ったらまた大尉にどやされるけれどな」
「ははは、それはお互い用心しようぜ」
「ああ」
 そう言うドラグナーチームも戦いに加わっていた。正面はロンド=ベルの主力で攻勢を仕掛けていた。側面ではヒイロ達とゼクスが激しく剣を交えていた。
「ナタクを舐めるなあっ!」
 ウーヒェイが突っ込む。そしてツインビームトライデントでゼクスのトールギスに斬り掛かった。
「ゼクス様!」
 しかしそれを阻むようにかってオズにあったモビルスーツ達が前に出る。彼等はオズ、そしてマリーメイア軍崩壊後ネオ=ジオンに入っていたのだ。
「見ていてあまりいい気持ちはしないですね」
 それをアルビオンの艦橋から見ている一人の少女が呟いた。赤い髪と青い目を持つ少女であった。
 彼女の名はマリーメイア=クリシュナータ。かってオズのリーダーであったトレーズの娘である。マリーメイア軍の象徴として兵を挙げたがその壊滅後はリリーナと行動を共にしていた。そして今はアルビオンにおいてヒイロ達と共にいたのだ。
「リリーナさんのお兄様とヒイロさん達がまた戦うのを見るのは」
「これも彼が選んだ道ですからな」
 シナプスはそのマリーメイアに応えるようにして言った。
「仕方のないことです」
「それはわかっているつもりですけれど」
 だがマリーメイアの顔は晴れない。
「晴れませんね」
「お気持ちはわかります」
 だがそれ以上彼等は言わなかった。戦いに目を向けていた。
 ウーヒェイの前に立ちはだかるモビルスーツ達は瞬く間に薙ぎ払われた。アルトロンのトライデントの威力はそれ程凄まじいものであった。
「ゼクス!」
 ウーヒェイは彼の名を叫んだ。
「何故ネオ=ジオンなぞに!」
「義の為だ」
 アルトロンのトライデントを受け止めながら彼は答えた。鈍い効果音が戦場に響く。
「義だと!?」
「そうだ。私は危ういところをガトー殿に救って頂いた」
「ソロモンの悪夢にかよ!」
 そこにデュオが来た。彼もまた小隊を一つ薙ぎ払ってきていた。
「そうだ。私は義の為に生きる。それならば当然だろう」
「その為に多くの人間が死んでもかよ!」
「戦いにより人は死ぬのは道理」
 ゼクスは言った。
「だからこそ終わらせなければならないがそれにより犠牲が出るのは止むを得ない」
「どうやら今ここで話をしても無駄のようだな」
「ヒイロ」
 後ろから翼を持ったガンダムが現われた。ヒイロのウィングゼロ
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