第四十一話 コロニー阻止作戦
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ろう。この手で」
「できるのかい?」
ハイパービームサーベルを抜いた。驚く程巨大な刀身であった。
「真の騎士道の前に不可能はない」
「相変わらずしょってるねえ」
ルーがそれを聞いて笑った。
「参る!」
「いざ!ってところかな」
マシュマーが真剣なのに対してジュドーは何処かお茶らけていた。
だが戦いは真剣なものであった。二つの剣がぶつかり合った。
「やるな、やはり」
「あんたこそな。また強くなったんじゃないのか?」
「騎士は常に鍛錬を怠らぬもの」
彼は言った。
「ジュドー=アーシタ、御前に遅れをとらぬ為にも!そしてハマーン様の為にも!」
「ハマーンか」
それを聞いてジュドーの顔が少し変わった。
「また会うことになるだろうな」
「ジュドー、他のこと考えてちゃ駄目だよ!」
「プル」
「今はそこにいるおじさんにだけ集中しな!」
「こら、そこの娘!」
マシュマーはプルツーのおじさんという言葉に反応した。
「私はまだ二十代前半だ!軽々しくおじさんと言うな!」
「立派なおじさんじゃないか」
「そろそろ腹が出て来ていたりして」
「そこの紫の髪の少女も元気そうだな」
「あら、覚えていてくれたの」
「貴様等だけは忘れようとしても忘れられん。嫌でもな」
「光栄ね」
「私は腹なぞ出てはおらん!その様なこと、鍛錬を積んでいれば起こらん!」
「けれど髪の毛はどうかな」
「そこの娘は余程私を怒らせたいらしいな」
「ネオ=ジオンにいる時見たぞ」
プルツーはおくびもなく言った。
「毎朝毛生え薬をかけてマッサージしていたな」
「マシュマーさん、あんた・・・・・・」
「あれは整髪料だ、髪を整える為のな!」
「本当かね」
「怪しいよね」
「騎士は身だしなみにも気を使うのだ!覚えておけ!」
「何か騎士って忙しいのね」
「あいつだけだろ」
「とにかくそんなことはどうでもいい!ジュドー=アーシタ!」
「おうよ」
ジュドーは彼に応えた。
「戦いを続けるぞ!いいな!」
「おうわかった、手加減はしねえぜ!」
「手加減されたとなれば騎士にとって最大の侮辱」
「あの兄ちゃんさっきからずっと騎士騎士って言ってるな」
ケーンがそれを聞いて素朴な様子で呟いた。
「他に何か言うことねえのかな」
「いいんじゃねえの?見ていて面白いし」
「こらタップ」
ライトがタップを嗜めた。
「いいじゃないか、見上げた精神だ」
「なあ、前から思ってたんだが」
「何だ?」
ライトは今度はケーンの言葉に振り向いた。
「御前随分あの兄ちゃんに対しては寛大だな。何かあんのか?」
「!?何もないが」
「そうか?その割には色々と庇うよな」
「敵味方なしでな」
「まあそうかもな。言われてみれば」
タッ
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