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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十九話 火星の影
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                    第三十九話 火星の影
 ポセイダル軍とゼクスの部隊を退けたロンド=ベルの宇宙進出組はそのままコロニーに向かっていた。偵察部隊を出しながらの慎重な進軍であった。
「ヒイロ達からの報告はあったか」
「はい」
 トーレスがブライトに応えた。どうやら今度の偵察部隊はヒイロ達であったらしい。
「今しがた敵の防衛ラインをBポイントに発見したそうです。今から帰還して詳細を報告したいとのことですが」
「わかった、許可する」
 ブライトはそれを認めた。
「それではすぐにBポイントに向かおう。舵はいいな」
「了解」
 彼等はヒイロ達の報告に基づきネオ=ジオンの防衛ラインに向かった。その途中も作戦についての検討を怠ってはいなかった。
「GP−02があるのが問題だな」
 コウが他の仲間達に対してそう言った。
「あれは核を持っている。気をつけろよ」
「こっちにも使ってくるでしょうか」
「絶対にな」
 ウッソにそう答えた。
「ガトーはそういう男だ。己の理想の為ならば何でもする」
「危険ですね」
「だからソロモンの悪夢って言われてるんだよ。ハンパじゃねえぜ」
「わかりました」
 ウッソはそれを聞いて頷いた。
「あの時のことは僕も知っているつもりですから」
「そうだな」
 オデロがそれを聞いて応えた。
「俺達もあの人とは何回か戦っている。手強い」
「そうね」
 マーベットも応えた。
「多分彼だけじゃないし。他にもネオ=ジオンの名のあるパイロットが大勢いるでしょうね」
「マシュマーもいるかな」
「絶対いるよ、あいつは」
 ジュドーにルーが突っ込んだ。
「それにグレミーも」
「その通りだ」
 ここでヒイロ達が部屋に入って来た。
「おお、戻ってきたかよ。無事みたいだな」
「運がよかっただけだ」
 トロワがジュドーにそう答えた。
「敵に気付かれなかった。そして情報を最大限集めることができた」
「まあ俺のデスサイズヘルカスタムのおかげだけれどな」
「ナタクも頑張ってくれた。それに越したことはない」
「結局御前等ってこういう任務に向いてるんだな」
「元々そうした用途の為に開発されましたから」
 カトルも言った。
「情報を収集するのは得意なんです」
「それは何よりだ。ところでだ」
「はい」
 アムロの言葉に頷いた。
「敵の部隊はどれだけ展開しているんだ」
「俺達の二倍程だ」
「二倍」
 皆ヒイロの言葉を聞いて拍子抜けした。
「それだけか」
「他に伏兵とかはいないのか」
「辺りをくまなく探したが見当たらなかった」
 彼はそう答えた。
「コロニー周辺に主力がいるのかも知れないが」
「そうか。やけに少ないな」
「何かあるんでしょうか」
 カミーユが首を傾
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