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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十六話 宇宙へ
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本当に何時まで経っても子供扱いなんだからな」
「霧生って実際に子供だから」
 霧生のバルキリーの右横にミスティのバルキリーがやって来た。
「だから心配になって言うのよ」
「何だよ、ミスティまでそう言うのかよ」
「ミスティさんだけじゃないわよ」
 今度は左横にまたバルキリーがやって来た。
「レトラ」
「私も同じなんだから」
「何か俺って女の人にそう思われ易いのかね」
「無鉄砲だからね」
 レトラはそれに対してそう答えた。
「だから心配になるっていえばなるわね」
「これでもバルキリーは満足に操れるぜ」
「それでももしもがあるでしょ」
 今度はミスティが言った。
「だからよ。それが嫌なら頑張りなさい」
「ちぇっ、わかったよ。じゃあ遅れるなよ」
「ええ」
「わかったわ」
 二人はそれに頷いた。そして霧生の後について行く。
「行くぜ!バルキリー!」
 霧生のバルキリーが敵の小隊の中に飛び込んだ。そして一気に襲い掛かる。
「片っ端から撃ち落とせ!」
 ミサイルを乱射する。そして木星トカゲの一団を次々と撃墜していった。
「元気の分だけは頑張ってるみたいね」
 早瀬はそれを見てマクロスの艦橋で微笑んだ。
「何時までもそうした元気が続けばいいけれど」
「一条中尉みたいにかね」
 グローバルが彼女にそう声をかけてきた。
「艦長」
「おっと、これは失言だったかな」
「いえ」
 だが彼女はそれは否定はしなかった。
「彼とはまた違った意味で」
「そうなのか」
「霧生少尉は何か弟のような感じがします」
「弟か」
「はい」
 彼女は答えた。
「ですから一条中尉とはまた違います」
「だが君にとっては一条中尉も弟みたいなものではないかな」
「彼もですか」
「おっとと、これは失言だったか」
「艦長」
 クローディアが口を尖らせる。
「人のことにあれこれ言うのはよくありませんわよ」
「ははは、クローディア君は厳しいな。だが早瀬君、気をつけたまえよ」
「何をでしょうか」
「霧生少尉のコントロールをだ。彼は確かにパイロットとしての素質に恵まれている」
「はい」
「だが名馬は扱いづらいものだ。それを上手くコントロールしないと大変なことになるからな」
「わかりました。それでは」
「うむ」
「霧生少尉」
「今度は何ですか?」
「すぐにマクロスの近くに戻って。エレンディス少尉とクラウス少尉も」
「私達もですか?」
「小隊を組んでいるからね。マクロスの護衛に回って」
「デストロイドと乗り換えでもするんですか?」
「君がそうしたいというのならね。モンスターなんてどうかしら」
「ちょっとそれは待って下さいよ」
「どうしてかしら」
 早瀬は霧生が自分のジョークに乗ってきてくれたので微かに微笑
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