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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十六話 宇宙へ
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サイルを放つ。それで瞬く間に数機撃墜した。
「どうだっ!」
「少しはやるようだな」
 ここで不気味な声がした。
「ムッ!?」
「この北辰衆の力、見せてくれよう」
 後ろに先程の足のないマシンがいた。そのコクピットには北辰に似た服装、雰囲気の男がいた。
「死ね」
 彼は一言そう言うと杖を振るってきた。そしてフォッカーのバルキリーを撃墜せんとしてきた。
 しかし動きはフォッカーの方が速かった。彼はそれをいとも簡単にかわしてみせた。
「少しは出来るみたいだな」
「ロイ!」
「クローディアか」
 彼は恋人の姿がモニターに入ったのを見て不敵に笑った。
「勝利の女神のおでましってわけだ」
「もう、ふざけていていいの?」
「ははは、手厳しいな」
「そんなのだから心配するのよ」
「そうだな。勝利の女神を悲しませるわけにはいかない」
「じゃあ真面目にやってよね」
「ああ、そうするか」
 彼はそう言うと目の色を変えた。そしてガゥオークに変形させた。
「そこの赤いの、容赦はしないぜ!」
「何っ!?」
「ロイ=フォッカーの腕前、見せてやる!」
 フォッカーが本気になった。そしてガンポッドを連射する。
「ヌヌッ!」
 北辰はそれをかわすので必死であった。フォッカーの攻撃は止まるところを知らない。
「これで終わりだあっ!」
「グオオオッ!」
 そして撃墜した。瞬く間であった。
「フン、逃げたか」
 だがパイロットは脱出に成功していた。そして何処かに姿を消していた。
「まあこれで厄介なのが一機消えた」
「ロイ、油断しては駄目よ」
「おいおい、またか」
「敵はまだいるってことよ。けれど新しく参加したメンバーも頑張っているわね」
「そうだな」
 見れば金龍はダイアモンド=フォースを率いて戦場を駆っていた。ガムリンとフィジカが一緒である。
「フォーメーションを崩すな!」
「はい!」
「了解!」
 二人はそれに頷く。そして木星トカゲに三機一組で襲い掛かる。
「行くぞ!」
 金龍の言葉に従い突撃する。そしてミサイルのこうげきにより小隊単位で倒していく。彼等もまた歴戦の勇者であった。
「ひゅう、あの旦那達は放っておいても大丈夫みたいだな」
「心配なのは貴方よ」
「げ、早瀬大尉」
 モニターに美人だが気の強そうな女性が姿を現わした。茶色の長い髪に軍服をしっかりと着こなしていた。
「霧生君、実戦ははじめてでしょ。油断しては駄目よ」
「わかってますよ」
「わかってますよって言っていつもわかっていないから。だから言うのよ」
「ちぇっ、大尉は厳しいなあ」
「厳しくて結構、だから変な真似はしないでね」
「はい」
 霧生は渋い顔でそれに頷いた。
「それじゃあ行って来ます」
「しっかりね」
「ちぇっ、
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