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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十六話 宇宙へ
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クローディア、マクロスに戻っていたのか」
「ロイがいるからね。私がいないと何するかわからないから」
「おいおい、信用がないな」
「人徳ってやつね。けれど大丈夫みたいね」
「俺には勝利の女神がついているからな」
「バルキリーのことかしら」
 バルキリーとは北欧神話に出て来るワルキューレの英語読みである。嵐の神ヴォータンの娘として天を駆る戦場の女神達である。
「違うさ」
「じゃあ誰?」
「御前だよ。俺にとっちゃ御前が勝利の女神なんだよ」
「もう、そんなこと言って」
 クローディアはそれを聞いて頬を赤らめさせた。
「褒めたって何も出ないわよ」
「ははは」
「それでクローディアさん」
 イサムがフォッカーに代わって尋ねてきた。
「何かしら」
 冷静な彼女はもう表情を元に戻していた。
「それでその安心するのは早いってのは何ですか」
「新兵器よ」
 クローディアはそう答えた。
「新兵器!?」
「というか追加のマシンだけれどね。デストロイドよ」
「ああ、あれですか」
 イサムはそれを聞いて頷いた。
「そういえばデストロイド部隊は殆どマクロスから降りてコロニーの防衛に回されたんですね」
「パイロットはね。けれどマシンは少し残ったの」
「へえ」
「トマホーク、ディフェンダー、スパルタン、そしてファランクス。一体ずつあるわよ」
「それはいいですね」
「あとモンスターも。これだけあればいざという時に楽でしょ」
「ええ、まあ」
「アーマードバルキリーも残ってるし。多少無茶しても大丈夫だからね」
「無茶はスカル小隊のお家芸だからな」
「ロイ、貴方が一番心配なのよ」
 クローディアはそう言って口を尖らせた。
「何かあったら許さないんだから」
「俺には御前がいるからな。その心配はないさ」
「・・・・・・馬鹿」
「後でそっちに行くからな。上等のステーキとブランデーを用意しておいてくれ」
「わかったわ。レアでね」
「おう、分厚いのを頼むぞ」
「ステーキか、いいな」
「中尉はミンメイちゃんがいるじゃないですか」
 マックスがそう突っ込みを入れる。
「柿崎なんか誰もいないんですよ」
「うるせえ」
「いや、俺が言っているのはステーキなんだけど」
「あ、そうだったんですか」
「じゃあ宇宙に出たらどーーーんとでっかいの食べましょうよ」
「柿崎、御前はまた食い過ぎるんだよ」
「いいじゃねえか、食えるってのは健康な証拠だぜ」
「全く・・・・・・。中尉、それでいいですか」
「中尉のおごりで」
「おい、勝手に話を進めるなよ」
「御前等、何なら俺が作ってやろうか」
 フォッカーが言った。
「俺の焼いた肉は特別だぞ」
「そうなんですか!?」
「おう、バルキリー乗ってる奴は全員来い。俺がどんどん食わ
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