第三十六話 宇宙へ
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彼方にある遥かな戦いを見据えていた。
「失敗すればそれはそれでやり方がある。どう転んでもネオ=ジオンに損はない」
アクシズからも無限の星達が見える。それはまるで無数の戦士達の魂のようであった。
「シャア」
だが彼女は突如として別の名を呟いた。
「私と共にいればいいものを。ザビ家を理解できる愚か者よ」
どういうわけかその声には苦いものが混ざっていた。
「だがよい。どのみち私にとって男は不要。セラーナ」
別の名を呼んだ。今度は女のものであった。
「御前にかって言われたことか。ふふふ」
ハマーンもまた戦いに身を置こうとしていた。また一人巨大な人物が歴史において動こうとしていた。人の世界は彼等によって大きく揺れ動こうとしていた。
第三十六話 完
2005・8・1
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