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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十六話 宇宙へ
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「ちぇっ、少佐は厳しいなあ」
「おいおい、俺みたいに優しい男を捕まえて何てこと言うんだ、なあ輝」
「ふふふ」
 輝はそれを見て笑っていた。
「だが御前の参加は歓迎するぞ。これから宜しくな」
「はい」
「そして後の二人は」
「私です」
 赤い髪の少女がモニターに出て来た。
「御前は」
「レトラーデ=エレンディルです。少佐、お久し振りです」
「ああ。それにしても何か霧生と似たようなこと言うな」
「隼人とは一緒でしたからね、研修中もずっと」
「おい、それは関係ないだろ」
 霧生がそれを聞いて不平を申し出る。
「研修中のことは」
「あら、そうかしら」
「あの時は俺だってまだ慣れてなかったし。少佐にも迷惑をかけたけどな」
「ははは、今ではいい思い出だ」
 フォッカーはそれを聞いて大声で笑った。
「あの時のことは俺にとってはいい思い出だ」
「だったらいいですけれど」
「まあ二人共実戦に慣れるまでは大変だろうがな。頑張れ」
「わかりました。それじゃ」
「隼人、油断しないでね」
「わかってるよ」
「おう、霧生」
 フォッカーはまた彼に声をかけてきた。
「何でしょうか」
「隼人っていうのは止めておけよ。こっちにはもう隼人がいるからな。混乱のもとだ」
「隼人ってまさか」
「そうだ、神隼人だ。知ってるだろう」
「勿論ですよ。ゲッターライガーのパイロットですね」
「その通りだ」
 隼人のことはかなり有名になっていた。ゲッターのパイロットの一人として伝説的な存在とも言える程であった。
「あっちが先輩だしな。だから御前は霧生で統一しろ」
「わかりました」
「後は・・・・・・もう一人いたか」
「はい」
 紫の長い髪の美人が姿を現わした。
「ミスティ=クラウスです。宜しくお願いします」
「あら、ミスティ」
 ミリアが彼女の姿を認めて微笑んだ。
「暫く振りね」
「ミリア」
 彼女もミリアの姿を認めて微笑んだ。
「また一緒になれたのね」
「ええ。宜しくね」
「わかったわ。また二人で戦いましょ」
「なあ、ミリア」
 柿崎がミリアに問うてきた。
「何かしら」
「そのミスティって娘と御前知り合いなのか?」
「ええ、一緒に戦ったことがあるわ。ゼントラーディでね」
「へえ、ゼントラーディ出身だったのか」
「そうよ。腕利きのね。覚悟しておいてね」
「敵だったらな。味方で感謝してるよ」
「ふふふ」
「それでだ」
 フォッカーがまた言った。
「御前さん達にはそれぞれ小隊に入ってもらうぞ。期待しているからな」
「はい」
「これでバルキリーもかなりの数になったな。戦力としては申し分ないか」
「ロイ、安心するのは早いわよ」
 黒人の美女がモニターに出て来た。左目をウィンクさせている。

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