暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十五話 冥王、暁に出撃す
[8/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いる。四十八時間後にだ」
「はい」
 皆それを聞いて頷いた。
「残された時間はあまりない。しかも月では新たな動きがある」
「新たな動き」
「ギガノスだ。どうやら彼等はマスドライバーシステムで地球に対して攻撃を行おうとしているらしい」
「ギガノスも」
「そうだ」
 ブライトはそれに答えた。
「マスドライバーで地球をピンポイントに狙っているらしい」
「そのマスドライバーって何ですか?」
 ジュドーが尋ねた。
「とんでもねえ兵器だってのはわかるんですが」
「何でも岩石を地球に向けて放つ巨大な砲らしい」
「岩石を」
「地球に至ればそれは隕石になる。つまり隕石で地球を攻撃するのだ」
「それってとんでもないことじゃないですか」
 皆それを聞いて驚きの声をあげた。
「早く何とかしないと。コロニー落としも問題ですけれど」
「だから宇宙に行かなければならないのだ」
 ブライトは彼等にそう答えた。
「わかるな、私の言っていることが」
「ええ」
「我々はこれより宇宙に出る。攻撃目標はコロニー落としを敢行しようとするネオ=ジオン軍、そしてマスドライバーを完成させたギガノスの月の基地だ」
「敵の本拠地かよ、よりによって」
 ケーンがそれを聞いて驚きの声をあげた。
「腕が鳴るぜ」
「おいおい、心配しねえのかよ」
 タップがそれを聞いて呆れてしまっていた。
「何でだよ、タップ」
「敵の本拠地だぜ、いきなり決戦だってのによ」
「地球に降り立ったギガノス軍の一部が月に戻っているらしいしな」
「それマジかよ、ライト」
「ああ。さっきチラリと聞いたけれどな。あの旦那も一緒らしいぜ」
「そうか、ならさらにいいや」
 ケーンはニヤリと笑った。
「あの旦那とも色々話したいことがあるしな」
「ケーン」
 そんな彼にブライトが言った。
「何ですか?」
「確かにマスドライバーは月にあるが彼等の本拠地にあるわけではないぞ」
「そうなんですか!?」
「そうだ。本拠地とは少し離れた場所に置かれている。だがそれを守る敵軍はかなりの数のようだがな」
「そうだったんですか」
「まあそうだろうな」
 ライトがそれを聞いて頷いた。
「幾ら何でも本拠地のすぐ側に置くような無謀な真似はしないよな」
「そうそう、誰かさんとは違って」
「おい、そりゃどういう意味だ」
「ケーン、静かにしろ」
「ちぇっ」
「それでだ」
 ケーンはくってかかった。ブライトはそれを制止した後で話を再開した。
「南アタリアに駐留しているマクロスのグローバル准将が協力を申し出てきてくれたのだ」
「グローバル准将が!?」
「補充のパイロット、マシンも一緒にな。それについてどう思うか」
「是非共受けるべきだな」
 シナプスがそれを聞いてそう述べた。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ