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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十五話 冥王、暁に出撃す
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問わん。歓迎するぞ」
「僕を」
「そうだ。何か不都合があるか?」
「いえ」
 彼は首を横に振った。
「お願いします、これから」
「ああ」
 こうしてマサトと美久、そしてゼオライマーがロンド=ベルに入った。ラストガーディアンは解体し、沖は連邦軍へ編入されることとなった。
「これでまた一つ終わったな」
 タダナオは日本に帰りふとそう言葉を漏らした。
「恐竜帝国とバウ=ドラゴン。二つの敵が滅んだわけだ」
「ああ。だが全てが終わったわけじゃない」
 それに対してオザワが言った。
「ティターンズもドレイク軍もいる。さっきのミケーネもな」
「そうだったな。他にも一杯いやがる」
「敵はまだ多いぞ。気を引き締めていこう」
「そうだな」
「ちょっと待ったあ」
 だがここで彼等に声をかける少女がいた。
「ルー」
「まだ何か忘れているんじゃなくて?」
 ルーは悪戯っぽく笑いながら二人に尋ねてきた。
「ん!?まだあったか?」
「ガイゾックにバルマー、そしてバームか?あとは」
「ギガノスにオルファンもいるぞ」
 タダナオがオザワにそう付け加えた。だが彼も完全ではなかった。
「ネオ=ジオンよ。彼等もいるでしょう?」
「おっと、そうだった」
「けれど連中はキシリアが事故死してからこれといって・・・・・・」
「それは甘い考えだな」
 フォッカーがそこにやって来た。
「少佐」
「ネオ=ジオンには何人かとんでもない奴がいるぞ。注意しておけ」
「ソロモンの悪夢、アナベル=ガトーですか?」
「一人はな」
 フォッカーはタダナオにそう答えた。
「だが彼だけじゃない」
「ハマーン=カーン。そして」
「エギーユ=デラーズだ。あの男もいるということを忘れるな」
「あいつまだいたんですか」
 タダナオはその名を聞いて声をあげた。
「前の戦いで死んだと思っていたのに」
「生憎な。奴は生きている」
「しぶといおっさんだな」
「また何か企んでいるだろう。用心しておいた方がいい」
「ですね」
 タダナオもオザワもそれに頷いた。
「奴が今度何かしようもんなら宇宙に出向いて叩き潰してやりますよ」
「頼もしいな」
「何、あんな爺」
「ひとひねりですよ」
「諸君!」
「!?」
 突然放送が入った。
「今人類は危機に瀕している!バルマー、そしてミケーネの脅威によって」
「この声は」
 彼等はその声を聞いて驚きの声をあげた。
「言っている側から」
「一体どういうことだ」
 それはデラーズの声であった。彼が演説を行っていたのだ。
「それに対して地球連邦政府は何かしているだろうか。いや!何もしていない」
 デラーズは連邦を批判する演説を行っていた。
「それにより今地球は死のうとしている。ミケーネ等により」

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