第三十三話 恐竜帝国の最後
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やがれ!」
武蔵の身体も緑色に輝いていた。そして緑の流星となり特攻する。
「死にやがれーーーーーーーーーーーーっ!」
「うおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!」
「リョウ、隼人、弁慶」
ダイが爆発する。ゴールはその中に飲み込まれていった。武蔵はその爆発の中で一人呟いていた。
「後のことは任せたぜーーーーーーーっ!」
「お待ちなさい」
だがそこで声がした。
「誰だ!?」
「私の声に聞き覚えはありませんか」
そして青いマシンが姿を現わした。グランゾンであった。
「グランゾン・・・・・・ってことは」
「ええ。巴武蔵、貴方を迎えに来ました」
シュウは何かを含んだようないつもの笑みでそう答えた。
「貴方はまだここで死ぬべきではありませんから」
「おい、もう手遅れだろうが」
「手遅れ!?何がですか」
「もうすぐダイの爆発でここは吹き飛ぶんだ。それで何で御前まで死ぬ必要があるんだよ」
「これはまた御冗談を」
「冗談!?」
「はい。私は死にませんよ」
シュウは笑ったままそう答えた。
「そして貴方もね」
「どうするつもりなんだよ」
「こうするのです」
シュウはそう言うと何かを発動させた。
「!?」
「このグランゾンは色々と隠された能力がありましてね」
「ネオ=グランゾンもそうなのかよ」
「ほう、これは話が早い」
「で、どうするんだ?ここでまさかそれに変身するのかよ」
「まさか。そうするまでもありません」
「じゃあどうするんだ?」
「ネオ=ドライブ=システムを使います」
「何だそりゃ」
「話すと長くなります。それでは」
そう言いながらブラックゲッターを掴んだ。そしてそのネオ=ドライブ=システムを発動させた。
「行きますよ」
「おい、ちょっと待てよ」
そんな話をしている間にシュウと武蔵の姿は消えた。そしてダイの爆発だけが残った。これが恐竜帝国の最後であった。
ロンド=ベルはシカゴを離れ南に下っていた。そしてそこでシカゴに関して調査を続けていた。
「異空間において爆発が確認されました」
「そうか」
大文字はミドリの報告を聞き頷いた。
「彼等が無事だとよいのだが」
「レーダーに反応です」
そこでミドリがまた言った。
「これは・・・・・・ゲッターのものです」
「おお」
それを聞いた大文字が思わず声をあげた。普段の冷静さはなく喜びの声であった。
「それは本当かね、ミドリ君」
「はい、ゲッタードラゴンです。彼等は無事です」
「そうか、それは何よりだ」
「ただ」
「ただ・・・・・・どうかしたのかね」
ミドリの声が暗くなったのに不吉なものを感じた。
「一機だけなのですが」
「・・・・・・・・・」
その言葉の意味はわかっていた。大文字も表
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