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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十二話 恐竜帝国の侵攻
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意をしていた。
 ロンド=ベルが戦いに備えようとしていたその時彼等の前に一つの影が現われていた。
「レーダーに反応です」
 ミドリがそう報告する。
「何だ」
「何かゲッターに似ていますけれど」
「馬鹿な、ゲッターはまだ出撃していない筈だ」
 大文字はそれを聞いて声をあげた。
「では一体誰なんだ」
「ちょっと待って下さい」
 ミドリはまた言った。
「これは・・・・・・また別のものです。ですがゲッター線は感じます」
「一体何なんだというのだ」
「ミドリ君」
「はい」
 サコンが尋ねてきた。
「ゲッター線は感じているのだな」
「はい、確かに」
「そうか。ならば敵ではない。恐竜帝国はゲッター線には勝てないからな」
「そうでしたね」
 彼等が地上を追われたのはその為であった。ミドリもそれを思い出したのだ。
「では誰が」
「おい、そこにいるでっかい恐竜」
 ここで大空魔竜に通信が入ってきた。
「?俺達のことか?」
「そうだよ、他に誰がいるってんだ?」
 通信の声はピートにそう返してきた。
「最初に言っとくがおいらは敵じゃない。それははっきりしておくぜ」
「それはわかったが」
 それでも話は終わってはいない。
「あんたは一体誰なんだ?それも教えてくれ」
「武蔵っていうんだ」
「ムサシ!?」
 ピートはそれを聞いて眉を少し動かせた。
「まさかとは思うが」
「そう、おいらさ」
 モニターに姿を現わしてきた。四角く、太い眉の男が出て来た。
「巴武蔵っていうんだ。知っていてくれているみたいだな」
「知らない筈はないだろう」
 ピートはそう答えた。
「ゲッター3のパイロットだったな。先の戦いで負傷して戦いから離れていたと聞いていたが」
「その傷も完治したんでね。だからこうして来たのさ」
「そうだったのか」
「それで武蔵君」
 今度はサコンが尋ねてきた。
「君が今乗っているのはゲッターか」
「ああ、そうさ」
 彼は答えた。
「ブラックゲッターってんだ。宜しくな」
「ブラックゲッター」
「そうさ、ゲッターを改造して作られたのさ。力は以前のゲッターとは比べ物にならないぜ」
「そうなのか。そういえば早乙女博士が旧ゲッターを改造していると聞いていたが」
「それがこれさ。それでだ」
「何だ?」
「おいらも一緒に戦わせてくれないか?その為にここに来たんだしな」
「我々としては拒む理由はないな」
 大文字はそれにこう答えた。
「むしろ願ったりだ。今は戦力が少しでも欲しい」
「じゃあ決まりだな。今からそっちへ行っていいかい」
「よし、じゃあ着艦だ」
「よし」
 こうして武蔵は大空魔竜に入った。すぐに竜馬達の歓待を受けた。
「武蔵、久し振りだな」
「御前が来てくれると百人力だぜ
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