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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十二話 恐竜帝国の侵攻
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であった。
「わかりましたね」
「ああ。ったくルリちゃんにはかなわねえな」
「というかお酒飲んでいる方が問題だと思うけれど」
「シンジ、今度御前さんにもおごってやるぜ」
「あの、僕未成年ですから」
 シンジはそれを聞いて慌てて拒む。だがフォッカーはそれでも言った。
「何、男ってのは飲むのも仕事だ。遠慮するな」
「けど」
「一杯やってみろ。病み付きになるぞ」
「い、いいですよ」
「そう言うな」
「いえ、本当に」
「ウイスキーだ。これ一本飲めば御前も俺みたいになれるぞ」
「ですから」
「ほれ、グッといけ」
 何処からかウイスキーのボトルを取り出していた。それを執拗にシンジに勧めようとする。シンジはそれを断ろうとする。そしてここでミサトが間に入る。一同はそんなやりとりをしながらプールで休暇を楽しんでいた。
 そうして数日が過ぎた。休暇が終わりブライトもアムロも艦橋に入っていた。
「長いようで短かったな」
「休暇なんてそんなもんさ」
 アムロがブライトの呟きにそう返す。
「俺も機械いじりに専念できたしな、久し振りに」
「またそれか」
 ブライトはそれを聞いて苦笑した。
「相変わらずだ、そっちは」
「どうも外に出て遊ぶのは苦手でね。それは御前もじゃないのか」
「確かにな。船の中にいる方が落ち着く」
 ブライトはそれを認めた。
「どうやら私はそうした意味で生粋の軍人らしいな」
「だろうな。御前がいるおかげでロンド=ベルも締まっているしな」
「おい、褒めても何も出ないぞ」
「ははは」
 そんなやりとりをしていた。だがそんな和やかな雰囲気はほんの一時のことであった。
「バッカモーーーーーーーン!」
 いきなり怒声と共にモニターに厳しい顔の男が出て来た。三輪であった。
「三輪長官」
「どうしてここに」
「どうしてもこうしてもあるか!一体何をしておるか!」
「何って・・・・・・。今まで休暇をとっていたのですが」
 アムロが彼に答える。
「ミスマル司令の許可は得ていますよ」
「環太平洋区の司令官はわしだ!わしの許可なしに勝手に休暇をとるとはどういうことだ!」
「といいましても今我々は欧州にいますし」
 ブライトが答える。
「それならば欧州区の司令官の指示に従うのが基本ではないのでしょうか」
「貴様等の指揮権はわしの手にある!貴様等の多くは環太平洋区出身だな!」
「それはそうですけれど」
 これも事実であった。とりわけ日本人が多いのが特色である。
「ならば当然わしの管轄下にあるのだ!それを忘れるな!」
「何て滅茶苦茶な解釈だ」
 アムロもブライトも内心そう思ったがそれは口には出さなかった。その程度のことはわきまえなければならない立場にいたからである。
「ではすぐに来い。場所はシカゴ
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