第三十二話 恐竜帝国の侵攻
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「そうか。だがこれでわかるな」
「ええ」
皆シナプスの言葉に頷いた。
「後には引けなくなった。あと一時間だ」
「一時間」
「そうだ。私の考えに賛成できない者は自由に申し出ていい。責任は私が取る」
だが誰も動こうとはしなかった。皆その場に残った。
「済まないな」
シナプスはそれを見てそのいかめしい顔を僅かにほころばせた。
「諸君等の決意に感謝する」
「何、当然のことですから」
万丈がそう述べた。
「万丈君」
「どのみち奴等との戦いは避けては通れないでしょうし」
「そういうことだな」
鉄也も頷いた。
「この世界でもな。俺達は負けるわけにはいかないってことさ」
「だな」
最後に甲児の言葉に頷いた。これで決まりであった。
「じゃあ行くか」
「ああ」
ロンド=ベルは再び決戦に挑む。これが恐竜帝国との最後の戦いになるのであった。
第三十二話 完
2005・7・15
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