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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十二話 恐竜帝国の侵攻
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でもな」
「容赦はしないぞ、キャプテン=ラドラ」
「フン、それはこちらの台詞だ」
 ラドラはそう言って不敵に笑った。
「行くぞ、猿共」
 今度は猿と呼んだ。彼等にとて人間とは決して相容れない存在であるのだ。それは人間にとっても同じことであった。だからこそ存亡をかけた戦いとなるのであった。
 恐竜帝国のマシンが次々に現われる。そしてロンド=ベルに向かってきた。こうして決戦がはじまった。
「行くぞ皆!」
 まず竜馬が叫んだ。ゲッタードラゴンが飛ぶ。
「シカゴを、そして人類を守るんだ!」
「おう!」
 他のメンバーもそれに続く。まずはブラックゲッターが前に出て来た。
「これがおいらの新しい力だ!」
 彼はそう言うと跳んだ。そしてメカザウルスサキに襲い掛かる。
「喰らえっ!」
 両手の爪で切り裂く。それで敵を両断した。
 敵が爆発すると飛び去った。そして次に敵に襲い掛かる。ゲッターのそれよりも遥かに獣じみた動きであった。
「すげえゲッターだな」
 サンシローがそれを見て呟く。
「動きも速い。まるで影だ」
「そうだな」 
 リーがそれに同意した。
「影のゲッターか。言い得て妙だ」
「そうですね」
 ブンタが頷く。
「頼りになります。貴重な助っ人ですね」
「おい、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないぜ」
 ここでヤマガタケが他の三人にそう言った。
「ヤマガタケ」
「敵は山程いるんだぜ。俺達も戦わなくちゃ駄目だろうが」
「そうだな。たまにはいいことを言うな」
「サンシロー、そりゃどういう意味だ」
「まあ落ち着けヤマガタケ」
 そんな彼をリーが宥める。
「今は御前にとっても見せ場だぞ。頼むぞ」
「頼りにしてますよ、ヤマガタケさん」
「お、おう」
 二人に乗せられて彼も戦いに入った。早速ビームを放つ。
「死ねっ!」
 それでゼンを一機破壊した。だがそれでもメカザウルスはいる。彼等もまた敵の中に踊り込んでいった。
 戦いがはじまって一分が経とうとしていた。後方で戦局を見守るガレリィに対してバットが声をかけてきた。
「そろそろだな」
「はい」
 ガレリィはそれに頷いた。そしてグダの艦橋にあるボタンの一つを押した。するとマシーンランドの突出した管に炎が宿った。
「まさか!」
 竜馬がそれを見て叫んだ。
「皆、避けるんだ!」
「何っ、避ける!?」
 それを聞いた勇がそれに反応して後ろに下がった。するとそこに炎が打ちつけられた。
「な・・・・・・」
「やはりな、マグマ砲だ。やっぱり来たか」
「馬鹿な、何故それを知っている!」
 それを聞いたバットとガレリィが驚きの声をあげた。
「このマグマ砲は今はじめて使ったのだぞ!それをどうして知っている!」
「さっきも言った筈だ!」
 竜馬
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