新暦79年
準備期間
memory:41 風邪っぴき
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情で何かを考え始めた。
おそらく何らかの予兆なのではとみんなを心配してくれてるんだろう。
ヴィヴィオにアインハルト、イクス、ジーク、ヴィクター。
「ちょ、ちょっい待って!?」
「ほら、早くしてください」
そんな声がリビングのドアの外から聞こえてきた。
私をはじめ、姉さんやリインたちも一斉にドアのほうに顔を向ける。
ドア越しにシルエットが映っている。
ジークは目が覚めたんだ。でも完全に治ったわけじゃないだろうに大丈夫なのか?
しばらく騒ぐ二人だったが、イクスに押し切られる形でジークが入ってきた。
「あっ、噂をすればですぅ」
「ぁ、あの……」
「悠莉から話は聞いたよ。もう体調は大丈夫なんか?」
「ぇ、えっと……」
「まだ熱が下がっただけなんだろ? きつかったりするか?」
「ぁぅ……イクスゥ……っ」
「はいはい、大丈夫ですから」
ジークは姉さんたちに声をかけられるとおどおどしだした。
困った顔になりながらイクスの後ろに身を隠しながら。
「えーっと……?」
「あー…言い忘れてたけど、見ての通りジークは人見知りなんだ。根は人懐っこいんだけど」
あやすイクスとイクスと姉さんたちを交互に見るジーク、これじゃあどっちが年上かわからないな、うん。
-side end-
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