第十九話 修行
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
闇慈がライザーに啖呵を切った翌日。オカルト研究部はレーティングゲームに向けて合同合宿をリアスが提案した。学校には遠方調査ということで公欠になっていた。
そしてオカルト研究部の部員は山の中にある宿舎を目指していたが道中は坂ばかりだった。そして荷物も多く重かったため、闇慈は魔力を両足に集中させて歩いていた。
「はあ・・・はあ・・・」
「大丈夫?イッセー」
一誠は途中から息が切れたのか荒呼吸だった。闇慈はまだ余裕のようだった。
「お先に失礼するよ?一誠君」
祐斗もまだ余裕のようだった。そしてその後ろから・・・
「・・・お先に失礼します」
小猫が一誠や闇慈が背負っている数倍の大きさはある荷物を背負って一誠達を追い越した。
「あはは・・・流石小猫ちゃんだね」
「ま、参りました」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
数分後、別荘に到着し早速修行を開始することとなったが一誠だけは弱音を吐いていた。そして男性陣が部屋でジャージに着替えていると一誠が祐斗に話しかけた。
「なあ木場。お前前に教会で戦った時、堕天使や神父を憎んでるみたいなことを言ってたけどあれって・・・」
「一誠君もアーシアさんも部長に救われた。僕と小猫さんも似たようなものなのさ」
その説明に闇慈が付け加えた。
「だったら尚更リアス先輩のために今度のレーティングゲームに勝たないといけないね」
「「ああ(そうだね)」」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
着替えが終わるとそれぞれ修行を開始した。一誠は祐斗から剣術や戦闘の基礎を実戦を通して学び、アーシアはリアスと朱乃から魔力の応用のを習うこととなった。そして闇慈は・・・
「よろしく頼むね。小猫ちゃん」
「・・・私で良ければ闇慈先輩のために頑張ります」
小猫から格闘などの肉弾戦を習うことにした。闇慈はデスサイズ・ヘルの扱いに慣れ、魔力の応用も出来ているので唯一不安な『肉弾戦』の修行をすることをリアスに持ちかけると肉弾戦を主用する小猫に見てもらうこととなった。
「全力でかかってきてね?小猫ちゃん。そうじゃないと僕のためにならないから」
「・・・分かりました」
「じゃあ・・・行くぞ!!」
闇慈は足に魔力を集中させ、移動速度をあげ小猫に殴りかかったが全てギリギリの所でかわされてしまい、カウンターの蹴りが闇慈の背中に直撃した。
「ぐっ・・・やっぱり格闘と鎌の扱いは全然感覚が違う」
「・・・今度はこっちから行きます」
今度は小猫が闇慈に格闘を仕掛けた。今回は修行のため普通の人間の目をしていたため闇慈は防ぐのが精一杯だった。
(くっ・・・流石小猫ちゃんだな。一撃一撃が速く重く、そして鋭い!!)
「・・・えい」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ