第十八話 啖呵
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るその心意気は良いが、彼女の心を全く尊重していない・・・エゴな男だ)
「リアス。俺はお前の下僕を焼き尽くしても君を冥界へ連れ帰る」
闇慈はその言葉を聞くと『憑依・死神』を発動しようとしたが部室でもあったためそれを抑えた。そしてリアスとライザーの間で争いが起ころうとするとそれをグレイフィアが止めた。
「お納め下さい、お嬢様。ライザー様。私はサーゼクス様の命を受けこの場におります故、一切の遠慮は致しません」
「最強のクイーンを賞されるあなたにそんなことを言われると俺も流石に恐いよ」
ライザーはそんなことを言っていたが表情はそうとも至らなかった。グレイフィアはさらに言葉を繋げた。
「旦那様もこうなることを予想しておりました。よって最終手段を仰せつかっております」
「最終手段?どう言う事?グレイフィア」
「お嬢様が信念を貫き通したいのであれば、ライザー様と『レーティングゲーム』にて決着をと」
その事を聞いたリアスは少し驚きの表情を表した。
「レーティングゲーム・・・何処かで聞いた言葉だ」
闇慈が疑問に思っていると祐斗が説明した。
「レーティングゲームは下僕悪魔を戦わせるチェスに似たようなものだよ、闇慈君」
その説明に朱乃が付け加えた。
「本来のレーティングゲームは成熟した悪魔同士が行うものですわ」
「えっ!?それってむちゃくちゃ不利じゃないですか!!」
一誠が驚愕の声をあげた。そして再びフェニックス家の紋章の魔法陣が現れるとライザーの下僕達が出てきた。そして駒も全て使用しているらしく結構な人数だったが・・・
(何で全員女性なの?・・・もしかしてこの男って女たらし?)
それを見た一誠が突然泣き出した。
「リアス。君の下僕が突然号泣してるんだが・・・」
ライザーもドン引きのようだった。
「彼の夢はハーレムなのよ」
「ふっ。なるほどね。ユーベルーナ」
リアスがライザーに説明すると彼はクイーンと思われる女性を自分の元に呼び出した。
(ん?何をするつもりなんだろう?・・・っ!!まさか!!)
闇慈は何かに気づいたのか小猫の目を両手で遮った。
「・・・闇慈先輩。見えません」
「小猫ちゃんは見ない方が良いよ・・・」
「・・・分かりました」
闇慈の声には少し殺気が含まれていた。ライザーはクイーンを呼びつけると一誠に見せつけるようにその女性にキスしたのだ。しかもディープだった・・・。そして一誠も堪忍袋の尾が切れたのかブーステッド・ギアを発動させるとライザーにケンカをふっかけた。
「・・・ミラ」
ライザーが呼ぶと棍を持った少女が一誠の前に立ちふさがった。一誠は少女と言うことがあるのか少し戸惑いを見せていた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ