第十七話 契約
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なる。指名した瞬間空から緑色のスライムのようなものが降ってきた。
「これは!?」
闇慈は咄嗟に降って来ている場所から離れたが、闇慈と一誠と祐斗以外の部員にはスライムがかかっていた。そして服が見る見る溶けていった・・・
「こ、こら!!///」
「あらあら、はしたないですわ///」
「ふ、服が///」
「ヌルヌル・・・キモ///」
闇慈はすぐに目を右手で遮ったが一誠はガン見していた。
「むっほー!!脳内保存!!脳内保存!!」
「ザトージさん!!このスライムみたいなものも生き物なんですか!?」
「こいつは布地を主食とするスライムだぜぃ?女性の衣類を溶かす以外に害はないんだが」
その事を聞いた一誠は欲望のままこのスライムを使い魔にすると言い出した。
「イッセー・・・僕の話全く聞いてなかったのかな?」
「・・・闇慈・・・先輩。助けて・・・下さい///」
「・・・イッセー。これはやっぱり却下だよ」
闇慈は小猫に恥ずかしい思いをさせたこのスライムを許すことができないらしく、魔力を一気に解放しその波動でスライムを吹き飛ばした。そして最後となったアシーアの服についたスライムを守ろうと一誠がアーシアを抱きしめた。しかしそのスライムと一誠を突然、雷撃が襲いスライムと一誠は黒こげになってしまった。雷撃を放ったのは先程のスプライト・ドラゴンのようだった。そしてアーシアの右肩に乗ると翼を閉じた。
「これは・・・どういう事なんですか?」
闇慈の疑問にザトージが答えた。
「そいつは敵と認識した奴にしか攻撃しないんだぜぃ?恐らく少年とスライムが金髪の美少女を襲ったと思ったんだぜぃ」
「とういうことは・・・つまりアーシアは」
スプライト・ドラゴンもアーシアに懐いたらしい。
「決まりだな。美少女。使い魔ゲットだぜぃ!!」
その後アーシアとスプライト・ドラゴンは契約を交わし、再びアーシアの胸元に飛び込んだ。
「あはは。くすぐったいです。ラッセー君」
「ラッセーか・・・もしかしてイッセーの名前も取ったのかな?アーシア」
「あ、はい。アンジさん」
「ふうん。まあ良いか。これからよろしくな?ラッセー」
一誠がラッセーに寄ると再び雷撃を放った・・・
「な、何で・・・」
「ああ。言うの忘れたがドラゴンは他の生物のオスが大嫌いなんだぜぃ」
「えっ!?」
闇慈もラッセーに挨拶を交わそうとしたが説明が遅かったのかすでにラッセーの近くにいた・・・。闇慈の姿を見たラッセーは一誠同様に雷撃を放とうとしていた。
(これは・・・感電覚悟かな?)
「・・・闇慈先輩。危ない」
間に合わないと感じた闇慈は雷撃を覚悟した。しかし雷
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