暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十七話 オデッサの戦い
[10/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
るのを察していたからだ。
「うっ」
 突如としてシーラが声をあげた。
「シーラ様、まさか」
「はい、来ます」
 カワッセに対してそう答える。
「これはドレイクです」
「やはり」
「ドレイクだけではありません」
 エレも言った。
「エレ様」
「エイブ、ショウ達は近くにいますね」
「はい」
「彼等に伝えて下さい。赤い髪の女もこちらにやって来ていると」
「赤い髪の女」
 そこにドレイク軍が姿を現わしてきた。ウィル=ウィプスの巨体が空に浮かび上がっていた。
「来たな」
「相変わらず派手な登場しちゃって」
 ショウとチャムがそちらに顔を向けた。
「ドレイク、また地上を戦乱で乱すつもりか。その野心で」
「ショウ」
 そんな彼にエレが声をかけてきた。
「エレ様」
「気をつけて下さい。ドレイクだけではありません」
「というと」
「貴方も感じませんか、この悪しきオーラを」
「悪しきオーラ」
「そうです。赤い髪の女のオーラを」
「赤い髪の女・・・・・・まさか」
 それはショウもよく知っている女であった。嫌でも忘れられなかった。
「それがこちらに向かってきています。注意して下さい」
「はい」
 ショウは真摯な顔でそれに頷いた。そして前を見た。
「皆」
 まずは仲間達に声をかけた。
「ニー達はオーラバトラー達を頼む」
「了解」
「トッドとマーベルは俺の側にいてくれ。いいな」
「わかったわ」
「御前も感じているんだな」
「ああ」
 トッドの言葉に応えた。
「ここまで近くなら・・・・・・わかる」
 ショウは言った。
「ジェリル=クチビ、あくまで戦いに快楽を追い求める気か」
「あの女にゃ何を言っても無駄だぜ」
 トッドが言った。
「あいつの音楽を聴いたことがあるんだがな」
「ヘビメタとは聞いている」
「ああ。しかし普通のヘビメタじゃねえ」
「どういうことだ?」
「一言で言うといかれてやがるな。まともじゃねえ」
「だろうな」
 ショウはそれに同意するところがあった。
「ジェリルは明らかに何かがおかしい。そのオーラは増幅する一方だ」
「このままじゃ何かえらいことが起こりそうだな」
「ああ」
「二人共、そんなこと言っている場合じゃないわよ」
 ここでマーベルが話に入ってきた。
「マーベル」
「来たか?」
「ええ。見て」
 既にドレイク軍とロンド=ベルも戦いに入っていた。その中で二機のレプラカーンがショウ達のところに向かってきていた。
「ショウ、久し振りだな!」
 その中にいる白人の男が彼に声をかけてきた。
「アレン=ブレディ!」
「俺もいるぜ!バイストンウェル以来か!」
「フェイ=チェンカ!」
「チッ、やっぱりこの二人も一緒かよ」
 トッドは二人の姿を認めて
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ