第二十七話 オデッサの戦い
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もいいが人を置いていくのはよくないな」
「ヴィレッタさん、レーチェルさん」
「詳しい話は後よ。アラド」
「はい」
ヴィレッタの言葉に頷く。
「ゼオラの援護に回って。この二機のハンブラビは私達が引き受けるわ」
「いいんですか!?」
「ああ。あのヤザン=ゲーブルの強さは生半可なものではない。少なくとも今のゼオラだけでは無理だ」
「わかりました」
「早く行って。さもないと危ないわ」
「騎士殿の参上は格好よくないとな」
「は、はい」
二人に急かされて戦場に向かう。そしてヤザンのハンブラビの素早い動きの前に翻弄されるゼオラの方に来た。
「な、何て速さなの」
ヤザンのハンブラビはその機動力とヤザン自身の操縦を駆使してゼオラのビルトファルケンの攻撃を巧みにかわしつつカウンターで攻撃を仕掛けていた。
「こんなのはじめてだわ」
「へへへ、お嬢ちゃんよ、大人の男の動きは知らないみたいだな」
「そんなもの」
「俺はもっと色気のある大人の女が好みなんだがこの際贅沢は言わねえ」
モビルスーツ形態に戻りながら言う。
「覚悟しな。これが戦争ってやつだ」
ビームを放つ。そしてそれでゼオラを仕留めようとした。
「まだっ!」
それを必死でかわそうとする。だが足に当たってしまった。
「よけきれなかったみてえだな」
「うう・・・・・・」
「さて、と。これで最後にするか」
ヤザンは今度はビームサーベルを抜いてきた。
「安心しな。苦しまずにやってやるからよ。俺はそういうのが嫌いなんだ」
「・・・・・・・・・」
「悪く思うな。これも戦争ってやつだ」
ビームサーベルを振り下ろす。だがそれを払う者がいた。
「誰だ!?」
「騎士の登場だ」
サーベルを払った者がそう返す。
「ゼオラ、フォローに来たよ」
「アラド」
「フン、さっきの坊主か。彼女を助けにでも来たか!?」
「そんなところだ。ここはやらせないぞ」
「じゃあきな。二人まとめて相手してやる」
「言われなくても!」
「アラド、待って」
だがそんな彼をゼオラが呼び止めた。
「ゼオラ」
「あたしがフォローするわ。いつも通りね」
「頼めるかい?」
「ええ」
ゼオラはそれに頷いた。
「いつも通りいきましょ」
「よし、いつも通りいこう。わかった」
「姫のピンチに現われるうるわしの騎士様が相手かい」
ヤザンは二人を見て面白そうに笑った。
「たまにはこういうのも悪くはねえ。思う存分相手してやるぜ!」
二人とヤザンは戦いに入った。二人は何とか互角に勝負を進めていた。
ジェリオ達はリュウセイ達SRXチームと対峙していた。彼等はそれぞれ息の合った連携で戦いを進めていた。
「チッ、思ったよりやりやがるな」
ジェリドはメッサーラのメガ粒子砲を
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