第二十七話 オデッサの戦い
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どうするのよ」
「わかったよ」
アラドはそれに従うようにして前に出て来た。
「そのかわりフォローはしっかり頼むぜ」
「任せといて」
こうして二機は三機のハンブラビと正対した。ヤザンは彼等を見て獣じみた笑いを浮かべた。
「ヘッ、獲物が来たぜ」
そしてラムサスとダンケルに指示を下した。
「予定通りだ。あれをやるぜ」
「ハッ」
「了解」
二人はそれを受けてすぐに動いた。アラドのビルトファルケンと取り囲んだ。
「!?一体何をする気なんだ!?」
「アラド、気をつけて」
「あ、ああ」
ゼオラの言葉に頷く。その間に三機のハンブラビはアラドを取り囲んでいた。
「行くぜ、蜘蛛の巣攻撃!」
「ハッ!」
ヤザンの言葉に従い一斉に動く。三機のハンブラビが海蛇を放ってきた。
「うわっ!」
「アラド!」
ゼオラが思わず叫んだ。アラドはその間にその海蛇の攻撃を受けていたのだ。
「へッへッへ、どうだハンブラビの蜘蛛の巣攻撃は」
「蜘蛛の巣」
「そうだ。最高にしびれるだろうが」
「しびれるだか縛られるだか知らないけどね」
ゼオラは危機に陥っているアラドの窮地を救うべく攻撃に移っていた。
「アラドをやらせるわけにはいかないのよ。覚悟しなさい!」
そしてヤザンのハンブラビに向けてミサイルを放った。だがそれはあっさりとかわされてしまった。
「おおっと、危ねえな」
「クッ」
「見たところまだお嬢ちゃんみてえだな。一体何しにここへ来たんだ!?」
「あんた達みたいなのを倒す為よ」
アラドを庇うようにして前に出ながらそう答えた。
「ティターンズやネオ=ジオンみたいな連中を倒す為にね。志願してロンド=ベルに入ったのよ」
「ほお、そりゃあいい」
ヤザンはそれを聞いて面白そうに声をあげた。
「こんな可愛らしいお嬢ちゃんにまで追っ掛けられるとはな。俺達も人気者になったものだぜ」
「あんただけじゃないわ」
ゼオラはキッとして言い返した。
「ティターンズもネオ=ジオンも許さない、絶対に」
「ゼオラ・・・・・・」
「何があったのかは知らねえがな」
ヤザンはその目を憎悪で燃やすゼオラに対して言った。
「ここは戦場なんだよ。生きるか死ぬかだ」
そう言いながらハンブラビを変形させてモビルアーマーの形態になった。
「悠長なことを言ってたら死ぬぜ。それだけ教えておいてやるよ」
「クッ!」
そこにビームが来た。だがそれは何とかかわした。
「早い・・・・・・」
「可愛い顔してんだ。変なこと言わな方が身の為だぜ!」
「誰が!」
ゼオラとヤザンが一騎打ちに入った。アラドはその間に二機のハンブラビと正対しようとしていた。だがそこにヴィレッタとレーチェルが到着した。
「やっと間に合ったわね」
「早いの
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