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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十七話 オデッサの戦い
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らだな」
「おいおい、そこで戦争に戻るか。まあいいさ」
 ヤザンは不敵に笑った。
「来るぜ。鴨がよお」
「鴨か。余裕だな」
「俺にとっちゃあな。ラムサル、ダンケル行くぞ」
「はい」
「了解」
 二人がそれに頷く。
「また蜘蛛の巣を仕掛けるぜ」
「それじゃあ俺達も行くか」
「おう」
 ジェリドはカクリコンの言葉に頷いた。
「マウアー、いいな」
「ああ」
 ライラやアッシマーの部隊も前に出て来た。そして彼等が前に出ると同時にロンド=ベルも姿を現わした。
「もう戦闘用意を整えているな」
「はい」
 マヤがブライトの言葉に頷く。
「ティターンズのものと思われるモビルスーツ部隊が前方に多数展開しております」
「そして後方からオーラバトラーと思われるエネルギー反応も。巨大なものもあります」
「オーラシップだな」
 ブライトはシゲルの報告を聞きそう呟いた。
「さて、何が出るかな」
「おそらくウィル=ウィプスでしょう」
 シーラがそれに答えた。
「あれですか」
「はい。このオーラはドレイクのものです」
「オーラ」
「まるで全てを覆うかのような。こんなオーラを持つのは彼だけです」
「だとすると厄介ですね。あの男だと」
 ブライトも前の戦いでドレイク達と数多くの死闘を繰り広げてきた。だからこそわかるのだ。
「けれどやらなくちゃいけませんよ」
「それはわかっている」
 トーレスの言葉に返す。
「全軍戦闘用意」
 そして全軍に指示を下した。
「作戦目的はオデッサの解放だ。いいな」
「了解」
 フォッカーをはじめとして主立ったパイロット達がそれに頷く。
「総員攻撃開始。総員健闘を祈る」
「よし!」
 こうして戦いがはじまった。ロンド=ベルとティターンズはほぼ同時に攻撃に入った。
 まずはヤザン達三機のハンブラビが出て来た。それに対するかのようにゼオラとアラドのビルトファルケンとビルトビルガーが出る。
「アラド、行くわよ」
「おい、ちょっと待てよ」
 突進するゼオラを諫めるようにして言う。
「ヴィレッタさんとレーツェルさんがまだ来ていないぞ」
 彼等は四機で小隊を組んでいた。見れば他の二人はまだ後ろである。
「いいのよ、今はそんなこと言ってる場合じゃないわ」
「そういうわけにはいかないだろ。相手は三機だぜ。しかもあのハンブラビは」
「あんたまたそんなこと言ってんの!?」
 ゼオラはまごまごするアラドをそう言って叱りつけた。
「そんなんだからスクールでも落ちこぼれだったんでしょうが」
「スクールは今は関係ないいだろ!?」
「あるわよ。いつおあたしがフォローしてきたんだから」
「ゼオラ」
 アラドは彼女の言葉に少し戸惑った。
「大体あんた接近戦用でしょ。あんたが先に行かなくて
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