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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十七話 オデッサの戦い
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了解」
 ピートが大空魔竜を左翼に向ける。他の者達もそれにならう。アッシマー達との戦いが本格化した。
「彼等を止められれば我々の勝利は見えてくるからな」
「はい」
 大空魔竜がミサイルを放つ。それでアッシマーを小隊ごと吹き飛ばした。だがその数はまだ減ってはいなかった。
「あの黄色い円盤さんまだまだいるよ」
「ヒメ、落ち着いていけよ」
 勇がヒメに対してそう声をかける。
「そうすれば上手くいくからな」
「うん」
 彼等の攻撃は続く。そしてアッシマー隊はその動きを止められてしまっていた。
「まずいな」
 スードリの艦橋でそれを見て苦い顔をする金髪をリーゼントにしたいかつい顔立ちの男が呻いていた。彼がブラン=ブルタークである。
「アッシマーではやはり荷が重いか」
「ですがここはこれしかないと思いますが」
 後ろにいる男が彼にそう声をかける。ベン=ウッダーである。
「それはわかっているつもりだがな。しかし」
「彼等の力が予想以上だったと」
「そういうことになる。これは辛いぞ」
「はい」
「オデッサは今や我等ティターンズの地上での最大拠点だ」
 ティターンズは今東欧に勢力を持っている。その拠点がこのオデッサとなっているのだ。
「ここを失うことは地球進出が振り出しに戻ったことになる」
「はい」
「それだけは避けなければならないのだが」
「ではこのスードリも前線に向かわせましょう」
「スードリもか」
「はい。そうすれば戦いは有利になります。スードリの主砲であの大空魔竜を牽制するのです」
「やれるか」
「やれるではありません」
 ベンは強い声でそう応えた。
「やらなければならないのです。それが軍なのですから」
「わかった」
 ブランもそれに頷いた。
「ではやってみよう。いいか」
「はい」
「スードリを前線に出せ。そしてそれで一気に仕留める。私も出よう」
「大尉もですか」
「そうだ。アッシマーの出撃準備はできているな」
「はい」
「ならば問題はない。一気にいくぞ」
「わかりました。それでは私はスードリに残ります」
「頼むぞ。何かと大変だと思うがな」
「何、これも仕事ですから」
 笑ってそう返した。
「大尉は大尉の仕事をなさって下さい。私は私の仕事をしますから」
「すまない。ではな」
「はい」
 こうしてブランもアッシマーで出撃してきた。彼はスードリの上に位置した。
「さてと」
 そしてそこからロンド=ベルを見る。既にかなりの数のアッシマーを撃墜していた。
「これ以上やらせるわけにはいかんからな。おい」
 後ろにいる自身の小隊に声をかけた。
「スードリを援護しながら行くぞ、いいな」
「了解」
 こうして彼も自ら前線に出た。勇のユウ=ブレンの前に出て来た。
「来たな」

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