第二十六話 天の光、双子の邂逅
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「わかってますよ」
ナオトはそう答えた。
「だから訓練をやってるんでしょ」
「そういうことだ。アキラ、ミカ」
「はい」
二人も顔を向けてきた。
「二人も頼むぞ。いいな」
「了解」
「任せて下さい」
コスモクラッシャーは敵の上空を飛翔する。そして的確な動きで敵を倒していく。そしてその間にゴッドマーズが入っていく。
「あれだけは何としても止めろ!」
チャイ=チャーの声は半ばヒステリーと化していた。それに従いハードメタル達が動く。だが彼等ではゴッドーマーズは止められなかった。
「これならっ!」
ヘビーメタルの攻撃をかわす。巨体からは想像できないまでの身のこなしであった。
かわしながら剣を振るう。それによりポセイダル軍はその数をさらに減らしていった。
「ギャブレーはどうしているか!?」
チャイ=チャーは側にいる部下の一人に問うた。
「今前線でオーラバトラー、ブレンパワードと戦っております」
「クッ・・・・・・!」
見ればその通りであった。ギャブレーの乗るグルーンはビルバイン、ユウ=ブレンを相手に戦っていた。如何にギャブレーといえど彼等を一度に相手にするには辛いらしく押されていた。
「まずいな、このままでは」
「はい」
その部下が答えた。
「如何なされますか。やはり」
「それも手だ」
部下の言葉に頷いた。
「このままではな。致し方ない」
「はい」
「退く必要はない」
だがここで声がした。
「誰だ!?」
「チャイ=チャー」
そして彼の名を呼んだ。気品のある若者の声であった。
「ここは私に任せておけ」
「誰だ、私に気安く話しかけるのは。名乗れ」
「マーグ」
若者の声はそう答えた。
「マーグ!?」
「そう。バルマーの者だ」
そして巨大なマシンが姿を現わした。
「あれは!」
そのマシンを見たロンド=ベルの面々は思わず声をあげた。それは彼等がよく知っているマシンであった。
「そんな馬鹿な・・・・・・」
最も驚いていたのはタケルであった。彼は驚きのあまり呆然としてしまっていた。若者の声はそんな彼にも声をかけてきた。
「マーズ」
「その声は!?」
「久し振りだな。元気そうで何よりだ」
「兄さん、兄さんなのか!?」
「そうだ」
若者の声は答えた。そのマシンからであった。
「私は今ここに来た。しかも御前と同じゴッドマーズに乗ってな。それが何故かわかるな」
「・・・・・・・・・」
「一体これはどういうことなんだ!?」
ピートはそれを見て声を漏らした。
「何故ゴッドマーズが二機も。しかもタケルの兄だと」
「それだけじゃないな」
サコンが彼に対して答えた。
「タケルが異星人なのは知っているな」
「ああ」
「それだ。おそらくそれに関係があ
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