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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十六話 天の光、双子の邂逅
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・・・・・」
 アキラも同じであった。彼等は皆答えることはできなかった。
「そんな・・・・・・」
「どうすればいいだろうな」
 ケンジは苦い声を吐き出した。
「タケルと一緒に戦うべきか」
「勿論だよ」
 ナミダがそれに応えた。
「ナミダ」
「皆コスモクラッシャー隊だよね」
「あ、ああ」
 ケンジだけでなくナオトやアキラもそれに頷いた。
「それなら一緒にやっていこうよ。おいらあの時はいなかったけれど」
 タケルがはじめてゴッドマーズに乗った時について言及した。
「タケル兄ちゃんがバルマー星人だってわかっても皆受け入れたんだろ?それに同じじゃないか」
「同じ!?」
「うん。タケル兄ちゃんもおいら達も。同じ地球の為に戦っているんだよ」
「同じ、か」
「そうだよ。だから一緒に戦おうよ。タケル兄ちゃんを殺させなければいいんだからね」
「そうだな」
 ケンジがまずそれに頷いた。
「リーダー」
「俺達はどうやらとんでもない勘違いをしていたらしい」
「勘違い」
「そうだ。コスモクラッシャー、そしてロンド=ベルは皆がいてのロンド=ベルだな」
「ええ」
「だったら一人欠けてもロンド=ベルじゃない。一人が欠けても、な」
「じゃあタケルを」
「そうだ、これまで通り仲間だ。あいつはコスモクラッシャー隊の一員だ」
「そうだな、リーダーの言う通りだ」
 まずナオトが頷いた。
「俺達の仲間だ。あいつの命は俺達は身体を張っても守る」
「そして地球も。元々それが仕事だしな」
 アキラもであった。
「答えは出ているな。あいつは今まで通り俺達の仲間だ」
「皆・・・・・・」
 ミカはそれを聞き笑顔になった。
「あいつと地球を何があっても守るぞ、いいな」
「はい!」
 三人はそれに頷いた。こうしてタケルもコスモクラッシャー隊も再び結束したのであった。
「皆いい人達ね」
 ユリカはそれを聞いてナデシコの宴会室で満面の笑みを浮かべていた。そこにロンド=ベルの主だった面々が集まっていた。そして皆タケルを笑顔で囲んでいた。
「やっぱりこの部隊に入って正解だったわね」
「はい」 
 ルリがそれに頷いた。その目の前ではタケルがドラグナーチームの面々にいじられていた。
「よし、歓迎するぜ!」
「まあ飲め飲め!」
「参加の条件はワインボトル一本一気飲みだ!」
「ちょ、ちょっと待って下さいよ」
 タケルは慌ててケーン達から離れて言う。
「俺お酒はまだなんですよ」
「固いことを言う奴はドラグナーには乗れねえぞ!」
 ケーンは滅茶苦茶な反論をかけてきた。見ればこの三人はもう顔が真っ赤であった。
「それとも何か!?俺の酒が飲めねえってのかよ!」
「いや、そういうわけじゃなくて」
「何ィ、じゃあ何なんだよ!」
「おい
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