暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十五話 燃ゆる透水、凍る鬼火
[9/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た。
「指揮はフルトヴェングラーで宜しいですね」
「上出来だ」
 二十世紀前半のドイツに君臨した偉大な指揮者である。その影響はイタリアのトスカニーニと並ぶ程であり長い間クラシックの世界に影響を及ぼしてきた。
「それでは」
「うむ」
 音楽が奏でられはじめた。青い色の透明な世界が音を通じて拡げられはじめた。
「おやおや、ローエングリンですかい」
 キリーがそれを聞いて言った。
「あの旦那も本当に好きだねえ」
「ただ単にキザなだけだと思うけれど」
 レミーがそれに突っ込みを入れる。
「しかし只のキザじゃないな」
「万丈が言うと説得力あるな」
「同じ声で突っ込み有り難う。まあそれはさておき」
「さておきで済ませられるのはこの人だけだな」
「同感」
「とりあえず僕達はドクーガに専念しよう。いいね」
「あれ、まだ何か出るんですか?」
「今度は何なんだよ。またギガノスでも出るのか?」
「違うみたいだね。これは」
 アキトとリョーコにそう答える。
「これは湘南の時と同じみたいだね」
「湘南、それじゃあ」
「うん。彼だ」
 そこへ銀色のマシンが姿を現わした。
「ほら、出て来たよ」
「あれが」
「シンジ、用意はできてるでしょうね」 
 アスカがシンジに声をかけてきた。

「レイも」
「ええ」
「トウジもいい?」
「わいは何時でもええで」
「どうやら君達は彼等と色々とあるみたいだね」
「貴方もそうだと思うけど」
 ここでミサトが万丈にそう声をかけてきた。
「違うかしら、万丈君」
「葛城三佐」
「ネルフとも関わりが深かったし」
「昔のことを言われてもね。わからないな」
 万丈はここではとぼけてみせた。
「まあ彼等のことは君達に任せたいけれどいいかな」
「はい」
「任せといて。何かあたし達最近影が薄くてね。たまには見せ場が欲しいのよ」
「贅沢な方ですね」
「女の子はもうちょっと大人しい方がいいぜ」
「そんなんじゃもてないと思うぜ」
「うむ」
「・・・・・・あんた達が目立ち過ぎるからよ」
 アスカはシャッフル同盟の四人にそう言葉を返した。
「特にあんた」
「俺か」
 アスカはエヴァでドモンのシャイニングガンダムを指差した。ドモンはそれに応えた。
「そうよ。あんたは特に。素手でロボットを破壊するなんて反則よ」
「そんなことは誰でもできる」
「できないと思うけど」
 シンジがそれを聞いて呟く。
「俺は修業によりこの身体を手に入れた。だから誰にでもできる」
「・・・・・・じゃああんたのお師匠様が素手で使徒を破壊したのも?」
「当然だ」
 ドモンは毅然としてそう答えた。
「師匠にとってはあの程度」
「何でもないっていうのかしら」
 マヤがふと言う。
「そうなんじ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ