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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十一話 漢の道
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過ごしていた。それを遠くから見る二つの影があった。
「ここでいいんだな」
「ええ」
 それは一組の男女であった。
「ここに出る」
「そう聞いているわ」
 見れば黒い髪の男と茶の髪の女である。男はやや鋭い目をしており女は整った顔立ちの美女であった。とりわけ女の声が澄んで美しかった。
「ではそろそろ行くか」
「えっ、もう?」
 女は男が歩みはじめたのを見て声をあげた。
「ああした連中は待ってはくれないからな」
「じゃあ行きましょ」
「ああ」
 こうして彼等は何処かへ姿を消した。そしてシンジ達は体育の授業を終え教室に戻った。次の授業に入ったその時であった。街にサイレンが鳴った。
「敵か!?」
 教室にいたシンジ達はすぐにそれに反応した。ここで携帯が鳴った。
「はい」
「シンジ君ね」
 それはミサトの声であった。
「はい」
「いいわ。すぐにグランガランに戻って。敵よ」
「敵ですか」
「そうよ。パターン青、わかるわね」
「パターン青!?」
 それを聞いてアスカとトウジが驚きの声をあげた。
「おい、それは嘘やろ」
「そうよ、そんな筈がないわ。だって」
「詳しい話は後」
 ミサトは電話の向こうの二人に対してそう言った。
「いい。今はそれよりも戦わなくちゃいけないから」
「それはそうだけれど」
「ミサトさんの言う通りよ」
 まだ戸惑うアスカに対してレイがそう述べた。
「行きましょう。ここでお話する前に」
「そうね」
「ほな行くか」
「カトル君達にも声をかけておこうか」
「その必要はないわ」
「えっ!?」
 シンジはミサトの声を聞いて眉を少し上げた。
「彼等ならもう出ていると思うから」
「ホンマや」
「って何処に!?」
「窓見てみい」
 トウジはそう言って窓の向こうを指差す。するとそこにはもう五機のガンダムがいた。
「早いわねえ、やっぱり」
「流石は工作のエキスパートやな」
「そういう問題じゃないと思うけれど」
「シンジ君」
「カトル君」
 カトルがコクピットの中からシンジに声をかけてきた。
「まずは僕達が防ぐから。君達は早くグランガランに戻って」
「うん」
「そして一緒に戦おう。いいね」
「頼むよ、カトル君」
「うん、こちらこそ。それじゃあ」
 こうして五機のガンダムが出撃した。そのまま市街地へ向かって行く。
「じゃああたし達も行くわよ」
「ほな行こうか。自転車でな。それしかないしな」
「中学生だから仕方ないよ」
「あら、洸さんは中学生でもバイクに乗ってるわよ。勝平の奴も」
 アスカは早速勝平とも喧嘩していたのである。だからここで憎まれ口のようなものになったのである。
「それは気にしては駄目よ。じゃあ行きましょう」
「了解」
 こうしてチルドレン達
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