第二十一話 漢の道
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まま戦いは終わった。
「あの」
ブライトが一同を代表してマスターアジアに声をかける。
「東方不敗マスターアジアさんでしたね」
「如何にも」
彼はその言葉に対して頷いた。
「後は我が弟子とその者達に聞くがいい」
だが彼はブライトに言われる前にシャッフル同盟に顔を向けてそう述べた。
「わしは少し用があってな。これで失礼させてもらう」
「師匠、どちらへ」
「香港だ」
彼は答えた。
「香港で待っておる。よいな」
「わかりました」
「それではさらばだ。風雲再起!」
今度は白い馬のモビルファイターが姿を現わした。見ればそれには白馬が乗っていた。
クーロンガンダムはそれに乗った。騎馬の姿でロンド=ベルに顔を向けた。
「また会おう。さらばだ!」
空を駆った。そしてそのまま空へと消えていった。
「香港か」
「それにしてもまた派手な退場の仕方ね。それまでも充分に派手だったけれど」
シンジとアスカがそれぞれ呟く。それが終わってからロンド=ベルは集結した。そして今後のことについて話し合うことになった。
「今後のことだが」
まずはブライトが口を開く。
「さっきあのマスターアジア氏が香港で待っていると言っていたが」
「香港に何かあるんですか?」
「それはわからない。だが何かあると思った方がいいな」
「はい」
「それでだ諸君」
ここで大文字が話に入ってきた。
「今ニュースが入ってきた。ティターンズとギガノスが地球に降下を開始したらしい」
「彼等が」
「うむ。前の大戦の時と同じくな。そして東ヨーロッパにオーラバトラーの大軍が姿を現わしたらしい。オーラシップのようなものも三隻いるらしい」
「ドレイクか」
ショウがそれを聞いて呟いた。
「おそらくな。彼等は早速オデッサの辺りを占拠したらしい。あの辺りの連邦軍は今黒海を渡って撤退中だ」
「まずいですね」
ブライトはそれを聞いて顔を顰めさせた。
「あの辺りは資源の宝庫ですから。彼等に押さえられるのは」
「その通りだ」
モニターにいかめしい顔立ちの男が出て来た。
「御父様」
ユリカがその顔を認めて声をあげた。
「元気してるう?」
「おお、ユリカ」
その男はユリカの姿を認めるとその顔を急に綻ばせた。彼はユリカの父ミスマル=ゲンイチロウである。連邦軍の重鎮として知られている。
「元気にしているな。それが何よりだ」
「元気ですよお。アキトも一緒ですし」
「うむ」
だが彼はそれを聞くと少し不機嫌になった。
「まあそれはいいとしよう。ブライト大佐」
「はい」
「今後の君達のことだが頼みたいことがある」
「何でしょうか」
「そのオデッサのことだ。悪いことが重なりあそこにティターンズの主力も降下しているのだ」
「ティターンズ
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