第二十話 冥府の王、その名は天
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ターは爆発した。彼はその中に消えていった。
「むっ」
だがマサキはそこで何かを感じ取っていた。しかしそれを放置した。
「ふふふ、まあよい」
「ふむ」
沖はその戦いを基地の中から見ていた。彼はモニターを見て頷いていた。
「これでよし。ようやく最強の兵器が手に入った。私の計画はこれからはじまる」
「沖」
ここでマサキが彼に話し掛けてきた。
「ゴミは始末した。これでいいか」
「ああ。では帰投してくれ」
「わかった・・・・・・ムッ!?」
だがここでマサキに異変が起こった。
「グググ・・・・・・」
「どうした、マサキ」
「マサキ!?それは一体」
その声はマサキのものではなくなっていた。
「マサキではないのか」
「違います僕は」
あげられた顔には最早険はなかった。元のあどけない顔であった。
「マサトです。今まで僕は一体・・・・・・」
「どういうことなのだ」
沖はそれを見て眉を顰めさせた。何が何だかわからなかったのだ。
「マサキ」
念の為もう一度名を問うてみた。だが結果は同じだった。
「マサキ?ですから僕は」
「そうか、ならいい」
沖はそれを見て冷静に判断した。そして美久に声をかけた。
「美久、目的はとりあえずは達した。退け」
「わかりました」
美久はそれに頷いた。そして彼女が動かしたのかゼオライマーはその場から動いた。そして姿を消そうとする。その時であった。
「あれか」
そこにロンド=ベルが姿を現わしたのであった。
「戦闘が行われていると聞いて向かってみたが。もう終わったようだな」
「ああ」
ブライトにアムロが答えた。
「一方が負けたらしいな。そして一方のロボットがあれだ」
「あれか」
ブライトはゼオライマーを見た。夜の街に白銀のマシンが浮かんでいた。
「大きいな。そしてそれだけじゃない」
「御前も感じるか」
「ああ」
ブライトは頷いた。彼もまた多くのニュータイプ達と接しているうちに彼等に近い感性を多少ながら身に着けているのであろうか。
「全軍出撃用意。警戒を怠るな」
「了解」
それを受けて皆攻撃態勢、出撃準備に入る。だがここで沖が入って来た。
「待ってくれ」
彼の姿がラー=カイラムや他の艦のモニターに映し出された。
「貴方は」
「私は沖功という。ラストガーディアンの責任者だ」
「ラストガーディアン?」
多くの者はそれを聞いて首を傾げさせた。
「それは一体」
「連邦軍の組織の一つだ」
シナプスが彼等にそう述べた。
「連邦軍の?」
「そうだ。文官が中心で研究を行っている。そうでしたな」
「ええ」
沖はシナプスの言葉を受けて頷いた。
「言うならばネルフが連邦軍の中にあるようなものでしょうか」
「ネルフが」
ミサ
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