第二十話 冥府の王、その名は天
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そう答えた。
「ですが今の私達は牢にいる身。何ができましょうか」
「御安心下さい、エリカ様」
だがハレックはここでこう言って彼女を安心させた。
「私はあの男に大きな借りがあります。それは必ず返さねばなりません。エリカ様、貴女を何としても彼のもとへ送り届けてみせます」
「わかりました」
エリカはそれを聞いて頷いた。
「それでは私はその日までここであの人の無事を祈りましょう」
「はい」
こうしてエリカとハレックは決意を強めた。戦いの中にあっても決して希望だけは消えはしないのであった。
第二十話 完
2005・5・3
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