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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十九話 再会
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は地球のロボットなんだよ。ドクターヘルっていう悪い奴と戦った」
「そうだったの」
「他にも一杯いるけれどな。まあ皆かなり強いから」
「一矢よりも?」
「それは」
 ここで一矢は一瞬戸惑ったが言った。
「俺程じゃないけれどな」
「そうね。私にとっては一矢は一番強い人よ」
「それはどうしてだい?」
「心が。一矢は誰よりも優しいから」
「優しいのが強いのかい」
「そうよ」
 エリカは答えた。
「強いから本当に優しくなれるの。私はそう思うわ」
「エリカ・・・・・・」
 それを聞いた一矢の目が温かいものとなった。
「そこまで俺を・・・・・・」
「一矢・・・・・・」
 エリカも温かい目になった。二人はみつめ合う。だがその時であった。
 サイレンが鳴った。二人はそれにハッとした。
「敵襲!?」
「一矢、そこにいたか!」 
 京四郎とナナが駆けて来た。
「バームの連中が来た。すぐに出るぞ!」
「バーム星人が!」
「そうだ。どうやら敵さん地球に基地を置いたらしい。海からきやがった」
「地球にか」
 一矢はそれを聞いて暗い顔をした。
「恐竜帝国やミケーネまでいるってのに。辛いことになったな」
「ああ。だが今ここでそんなことを話している暇はないぞ」
「お兄ちゃん、行こう」
「ああ。エリカ」
 彼はここでエリカに顔を向けた。
「君は安全な場所にいてくれ。いいか」
「はい」
 エリカは頷いた。
「必ず戻って来る。だから心配はしないでくれ」
「わかってるわ、一矢」
 そして言った。
「信じてるから」
「有り難う」
 それを見てナナは思うところがあった。哀しげな顔になったがそれは一瞬のことであった。
「ナナ、行くぞ」
「うん」
 京四郎に応える。そして三人はその場を後にした。そしてダイモスとガルバーで出撃するのであった。
 それぞれのマシンが出撃する。そして戦艦達を中心にバーム軍を前に布陣した。シーブックが彼等を見て言った。
「地球にまでやって来るとは思わなかったな」
「それだけ向こうも必死ということよ」
 セシリーが彼にそう言葉をかけた。
「彼等には彼等の事情があるのだから」
「そうだな」
 シーブックはそれを聞いて頷いた。
「だが俺達はだからといって負けるわけにはいかない」
「ええ」
「セシリー、フォローを頼む」
「任せて、シーブック」
 バーム軍は次々に出撃して来る。その後ろには巨大なエイに似た母艦がいた。そこから高く澄んだ男の声が聞こえてきた。

「地球人共よ、聞こえているか!」
「!?」
 エリカはその声を聞いて表情を一変させた。
「余はバーム軍司令官リヒテルである!」
 背中に翼を生やした金髪の男がモニターに姿を現わしてきた。
「貴様等地球人には我が父
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