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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十九話 再会
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た木原マサキという科学者が開発したという」
「御存知でしたか」
「名前だけは。実は個人としても彼と会ったことがありますので」
「どのような人物でした?」
「そうですな」
 大文字はそれを受けて語りはじめた。
「天才なのは事実ですがその人間性は。とても褒められたものではありませんでした」
「そうですか」
 皆それを聞いてそのマサキという人物がどのような者であるか理解した。人格者として知られる大文字がそう言うからには相当問題のある人物であるからだ。
「ただ彼は十五年前に行方を断った筈ですが」
「はい」
 ミサトはそれに頷いた。
「ですが今急に彼の存在が情報にかかるようになったのです。ゼーレの残された情報を通じて」
「ゼーレの」
「ええ。どうやらその鉄甲龍はゼーレの裏組織であったようですから」
 ミサトはそう答えた。
「彼等の計画が失敗した場合に行動に移るのが目的のようです。その目的は世界の破壊です」
「また物騒な連中だな」
 フォッカーがそれを聞いて言った。
「それじゃあ恐竜帝国とかは変わりがない。とんでもない連中だな」
「私もそう思います。おそらく彼等は考えようによってはあのBF団よりも危険な組織であると思います」
「BF団よりもか」
「その目的が目的だけに放置しておいては危険であると思います」
「確かにな。葛城三佐の言う通りだ」
 シナプスがそれに同意した。
「我々はどうやらその鉄甲龍とやらも相手にしなくてはいけないようだな」
「我々も、ですか?」
 ユリカが彼に問うた。
「そうだ」
 シナプスは彼女にそう答えた。
「どのみち今我々はこれといって予定もないしな。大空魔竜隊に協力させてもらいたい。どのみち今この日本は危険な状態にある。放置してはおけん」
「確かに」 
 それにブライトも頷いた。
「だがまずはこれからの方針をおおまかに決めたいと思う」
 大文字が提案した。
「これから我々は集まって一つの部隊として行動するべきだと思うのだが。それについてはどう思うか」
「賛成」
 まずユリカが手をあげた。
「それでいいと思いますう」
「他には」
「私も異論はありません」
 エレが答えた。
「戦力は一つに集まっている方がいいですから」
「そうですね」
 それにシーラが賛成した。
「これから多くの敵と戦うことになるのを思うとそれがいいと思います」
「ふむ」
 大文字はそれを見てからシナプスとブライトに顔を向けた。
「御二人はどう思われますかな」
「我々ですか」
「はい」
「そうですな」
 まずはシナプスが答えた。
「私はそれでいいと思います。敵がこれだけ多いとなると」
「私も同じです」
 ブライトもそう言った。
「ただ一つ問題があります」
「あの人だな」

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