第十九話 再会
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ー、シナプス、ユリカ、シーラ、エレ、クワトロ、バニング、そして大文字であった。彼等はそれぞれ
の席に着いた。
「それでははじめようか」
「はい」
皆大文字の言葉に頷く。そして会議がはじまった。
「まずはこれからのことですが」
ブライトが口を開く。
「今地球圏は大変な混乱の中にあります。それは地球を脅かす様々な勢力のせいです」
「その通りだ」
大文字はブライトの言葉に頷いた。
「宇宙にいるティターンズやアクシズだけではない。地球にも様々な勢力が活動している」
「どのような者達でしょうか」
シーラがそれに尋ねた。
「恐竜帝国やミケーネ王国といった地下にいた勢力です。今彼等が地表に出ようと活動を開始したのです」
「そしてそれに謎の敵。あの土偶ですね」
「はい」
大文字はミサトに答えた。
「彼等は何でもガイゾックというらしいですが。文明を破壊する存在らしいです」
「文明を」
「はい」
「というと先の戦いの宇宙怪獣のようなものでしょうか」
「存在としてはそれに近いかと思います」
シナプスにそう答えた。
「ただ彼等の行動はより直接的です」
「直接的とは」
バニングが尋ねた。
「街や一般市民を狙うということです。彼等はチバでの戦いにおいて一般市民を狙おうとしました」
「何て奴等だ」
フォッカーがそれを聞いて吐き捨てるようにして呟いた。
「ロクでもない連中らしいな」
「それが彼等にとって当然の行動だとしてもな。許すわけにはいかない」
クワトロは冷静にそう答えた。
「あと宇宙にはバーム星人達がいます。そしてバルマーも尖兵を送って来ました」
「バルマーもか」
「はい」
ブライトは大文字に言った後で頷いた。
「やはり彼等はまだ地球を諦めてはいなかったようです。これから本隊が来ると思います」
「何ということだ、バルマーまでか」
「厄介なことが続きますね」
そう言うエレの顔はやや沈んだものであった。
「それだけではありません」
ミサトがここで言った。
「我々はもう一つ厄介な敵を抱えることになるでしょうから」
「厄介な敵?」
「はい」
真剣な時の顔であった。ミサトは鋭い声で言った。
「渚カヲルが生きています。彼もおそらく行動を移すでしょう。そして我々の前に立ちはだかります」
「まさか彼が生きているとはな」
アムロがそれを聞いて顔を顰めさせた。
「あの時確実に死んだ筈なのに」
「それが何故かは私にもわかりませんが」
ミサトは言葉を続ける。
「もしかすると我々が今調べているゼオライマーとも関係があるかも知れません?」
「ゼオライマー?」
皆それを聞いて顔を上げた。大文字の声だけが他の者と違っていた。
「聞いたことがありますな。確か鉄甲龍という組織にい
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