第十九話 再会
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しい顔触れもあればはじめて見る顔触れもあった。ショウもマサキもそれを見て目を細めていた。
「再会ってのはいいものらしいな」
タダナオはそれを見てオザワに声をかけた。
「そうだな」
オザワはそれに同意して頷いた。
「僕達のそれとは大違いだ」
「まあそれは置いておこうぜ」
彼はここでは矛を手にとらなかった。オザワもであった。
「そうだな。ここは黙って彼等を見ているとしよう」
「ああ」
「へえ、あれがグランガランか」
「実際に見ると大きいわね」
そこで子供の声がした。
「ん?」
見れば勝平達がオーラシップを見上げていた。タダナオ達は彼等に声をかけてきた。
「何だ、あの船が気になるか?」
「ああ、ちょっとな」
勝平はタダナオにそう応えた。
「そうか。まあ乗ってみると実際に本当に大きいってわかるからな」
「あの艦のクルーなんですか?」
恵子が彼に問うてきた。
「あ、ああ」
タダナオもオザワもそれに頷いた。
「魔装機に乗っているからな。ラ=ギアスから来たんだ」
「ラ=ギアス?」
「一言で言うと地下の世界かな
「地下の世界ねえ」
宇宙太がそれを聞いて考え込んだ。
「何か俺達の知らないことが色々ありそうだな」
「な、僕の言ったとおりだっただろ」
万丈が三人に対して言った。
「あのオルファンも凄かっただろ。あれもまだまだよくわかってはいないんだ」
「万丈さん」
「万丈?」
タダナオとオザワはそれを聞いてすぐに反応した。
「もしかしてあんたはの破嵐財閥の」
「ああ、そうさ」
万丈は二人の問いに答えた。
「わけあってね。今はこの大空魔竜隊に一緒にいるんだ。皆と一緒でね」
「ふうん、じゃあダイターン3も一緒か」
「ああ。呼べばすぐに来るよ。呼ぼうかい?」
「いや、今はいい」
二人はそう言ってそれを断った。
「あんな大きいものがここに出たらまたややこしくなるから」
「そうか、じゃあ止めておくよ」
「ああ。ところでだ」
「何だい?」
「どうも地上でも何かと物騒になってるみたいだな。大空魔竜を見ていると」
「その通りさ。色々出て来てね」
万丈はそれを認めた。
「だから今地球も大変なんだよ」
「そうか。じゃあ俺達がここに送り出された理由はそれかな」
「送り出された?」
「ああ。シュウ=シラカワって人にね。知ってるかな」
「よく知ってるよ。そうか、彼がか」
万丈はそれを聞いて考える目をした。
「どうやらまた動き出したみたいだな」
「?まだ何かあるのか」
「それはおいおいわかることさ。ん!?」
ここで万丈の携帯が鳴った。彼はすぐにそれに出た。
「ビューティか。どうしたんだい」
彼は電話でのやりとりをはじめた。そしてそれが終わるとタダナオ達だ
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