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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十九話 再会
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からご自重下さい」
「・・・・・・わかった」
 一矢は頷いた。そして艦橋を後にしたのであった。
 ナデシコのクルーはそれを見守っていた。見ればパイロット達もそこにいた。
「ったく、とんでもねえ馬鹿だな、あいつは」
 リョーコは一矢の後ろ姿を見て呆れた声を出していた。
「よくあんなので今まで生きてこれたもんだぜ」
「そうですか?私はいいと思いますよ」
 ヒカルはそれとは異なる考えであった。
「あんなに熱い人なんてそうそういませんよ」
「俺はどうなるんだ」
 ガイがクレームをつけてきた。
「ガイさんはガイさんで。けれど一矢さんって本当にエリカさんを愛しておられるんですね」
「そうだな。だがそれで周りが見えなくなっている」
 ナガレは冷静に一矢を見ていた。そしてそう述べた。
「それが仇にならなければいいが」
「そん時は俺達がフォローすればいいじゃないか」
「サブロウタ君が言うと何か意外ですね」
「本当はジュンさんが言うところだけれどな。けれどな、あんな人は放っておけないだろう」
「まあな」
 リョーコは渋々ながらそれに同意した。
「あそこまで純粋で一途だとな。応援したくなる」
 ナガレもそうであった。
「私とアキトみたいなものだからね。本当にいいわあ」
「ここで艦長が言わなかったら本当に最高だったのだけれど」
「それは言わない約束よお」
 メグミとハルカはそう話をしていた。こうして一矢を何とか宥め大人しく引き下がらせたのであった。
「あいつへの処罰は何もなしですか」
「そうだ」
 大空魔竜では大文字がピート達にそう説明をしていた。
「損害も予備のガルバー以外ないしな」
「それだけでも十分だ」
 ピートはサコンにそう反論した。
「あの女はスパイだったんだぞ。そしてあいつはスパイと一緒にいた。それだけでも重罪だ」
「ピート、それはどうかな」
 だが健一はここでピートに対してそう言った。
「それは偏見じゃないのか」
「偏見!?俺がか」
「ああ」
 健一は彼に答えた。
「確かに彼女はバーム星人だ。けれど同じ人間じゃないのか」
「人間!?」
「そうだ」
「ピート」
 ここでサンシローが彼に声をかけてきた。
「健一はボアダン星人とのハーフだぞ。それはわかってるな」
「ああ」
 それはピートにもよくわかっていた。
「ダバ達もだ。そしてガラリアやニー達はバイストンウェルから来ている。それもわかってるな」
「わかったうえで言ってるんだ」
 ピートはサンシローにそう反論した。
「異星人や地下勢力との戦いで情は無用だ。かけたらやられるのはこっちだ。それは健一、御前が最もよくわかってることじゃないのか」
「それはわかってるさ」
 健一は答えた。
「俺だって全ての異星人とわかりあえる
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