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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十七話 エヴァ再起動
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じゃないと思うけど」
 隣にいたシンジがそれを聞いて呟いた。
「アスカの言っていることは少しずれてないかな」
「けれど事実よ」
 アスカはそれに対してそう言い返した。
「これにダイターンまで来たらえらいことになるわよ」
「万丈さんかあ」
「あんな巨大なのどうしろってのよ。それを考えると夜も眠れないわ」
「それは大袈裟だよ。大体万丈さん今何処にいるのかだってわからないのに」
「案外すぐに出て来るわよ」
「まさか」
「いえ、それがあの人だからね。いきなりここにでもニュッと」
「呼んだかい?」
 ここで爽やかな男の声がした。そして青い髪を立たせた青年が姿を現わしてきた。
「君達と会うのも久し振りだね」
「えっ、言ってる側から」
「万丈さん、どうしてここに」
「ははは、色々あってね」
 彼は笑いながらそれに応えた。
「僕もこれから一緒に戦わせてもらうことにしたんだ」
「いって僕達に言われましても」
「大文字博士に許可はもらったんですか!?」
「勿論さ。だからここにいるんだよ」
「はあ。それならいいですけれど」
「ダイターンは大丈夫なんですか?」
「ダイターン?何時でもいけるよ」
 万丈は笑ってそう答えた。
「何なら呼ぼうか」
「いえ、いいです」
「場所がありませんから」
 二人はきっぱりとそれを否定した。
「何だ、じゃあいいよ。ところで」
「はい」
「君達これからオルファンへ行くんだろう?それで僕も来たんだけれど」
「オルファンにですか?」
「そうさ。あそこには色々あってね」
「何でも地球を破壊するとか」
「浮上したら人類が滅亡するんでしょ?」
「さあ、それはどうかな」
 だが万丈はそれには笑うだけであった。
「どうなるかはわからないよ」
「?それはどういう意味ですか」
「まさかもっと酷いことが」
「それはこれからのお楽しみってところかな。ところで君達お腹が空いてないかい?」
「えっ?」
「もうお昼だろ。僕なんかここへ来ただけでもうお腹がペコペコなんだけれど」
「言われてみれば」
 二人はそれを認めた。
「じゃあ一緒にどうだい。丁度ギャリソンが用意してるしね」
「じゃあ御言葉に甘えまして」
「レイも呼ぶ?」
「けれど彼女はお肉は」
「ははは、大丈夫さ。今日はスパゲティだからね。ソースは何がいいかな」
「ナポリタン」
「あたしはネーロ」
「了解、じゃあ行こうか」
「はい」
 こうして三人は万丈の部屋へと向かった。そしてそこでスパゲティに舌鼓を打つのであった。それは次の戦いへの英気でもあった。


第十七話    完



                                2005・4・15



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