第十七話 エヴァ再起動
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「芝居ということも考えられる」
「ピート、何を言ってるんだ」
サンシローはそれを聞いて露骨に顔を歪めさせた。
「彼を疑うっていうのか」
「ああ」
ピートはそれを認めた。
「敵から寝返った者をそう簡単に信用できると思うか?サンシロー、だから御前は甘いんだ」
「何っ!」
「俺達の敵はどれも強力だ。そしてどんな汚い手も使う連中だということを忘れるな。一瞬の油断が大変なことになるんだ」
「だからって彼を疑うのかよ!」
「これも戦いだからだ。俺は当たり前のことを言っているだけなんだぞ」
「だから御前は頭でっかちなんだろうが!」
「御前みたいな海人ちゃんに言われたくはないな」
「手前!」
「止めるんだ、二人共」
リーとサコンが二人の間に入った。そしてブンタとヤマガタケがそれぞれ押さえる。
「今は喧嘩している時じゃありませんよ」
「頭にきたら四股でも踏んどけよ」
「くっ」
こうして二人は離された、そして勇の話が続く。
「俺が信頼されていないことはわかっています。それは当然です」
「自分でわかっているならいい」
「はい」
鉄也に対して頷く。
「けれどあえて言います。それでも貴方達と一緒に戦わせて下さい」
「オルファンを止める為にだね」
「いいでしょうか」
「ふむ」
大文字は暫く考えていたがすぐに口を開いた。
「いいだろう。勇君、君の加入を歓迎しよう」
「本当ですかっ!?」
「ああ。ただし、何かあればそれなりの処置はとらなければいけないがそれはわかるね」
「はい」
勇は頷いた。
「それならばいい。君はこれから大空魔竜隊の一員だ」
「有り難うございます」
「ただオルファンがどういったものか気になりますね」
サコンが大文字に声をかけてきた。
「もし地球を破壊しかねないものだとしたら大変なことです」
「そうだな。それならばよく調べておく必要がある」
「はい」
「ミドリ君、今日本に展開している勢力はどうなっているかね」
「今のところありません。先程の戦闘でミケーネも撤退したようです」
「ふむ、ならば好都合だな。では行くか」
「オルファンにですか」
「そうだ。何も知らないのでは対策も立てようがないからな。我々はこれよりオルファンに向かう。皆それでいいな」
「了解」
「賛成です」
皆それに頷いた。これで大空魔竜はオルファンへ向かうことになった。こうして新たなメンバーを加えた彼等は第二東京市を発ちオルファンに向けて出発した。
既にその中はロボット達で一杯であった。流石の大空魔竜でも収容には限界があるのである。
「まったく何でこんなにいるのよ」
アスカは格納庫でエヴァ弐号機を見上げながらぼやいていた。
「これじゃあエヴァが出撃するのにも一苦労だわ」
「そういう問題
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