第十六話 シュウ、再び
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その横にはヴァルシオーネがいた。
「何時でもいいよ、腕が鳴るねえ」
「リューネは何時でもそう言うな」
「そうかなあ。あたしはそうは思わないけれど」
「いや、前にも言ってたぜ。まあそれはいいや」
マサキはここで視線を前に戻した。
「それよりも・・・・・・来るぜ」
「ああ、わかってるよ」
リューネはそれに頷いた。そして彼女も前を見据えた。
「皆、行くよ」
「了解」
魔装機とオーラバトラー、そしてゴーショーグンはそれぞれ散開した。そして敵に向かう。その後方にはグラン=ガランとゴラオンがいた。二隻の戦艦も戦闘態勢に入っていた。
シュテドニアスの魔装機が来た。彼等は空を飛びサイバスター達に迫る。だがここでサイバスターがファミリアを放った。
「クロ、シロ、行け!」
「あいよ、マサキ」
「おいら達に任せとくニャ」
二つのファミリアがまず敵を一機撃墜した。それを合図にラングラン軍は一斉に攻撃を開始した。だがシュテドニアス軍は数を頼んで彼等に迫る。だがここでオーラバトラーが前で出て来た。
「やるかよっ!」
「いっけぇぇぇぇぇっ!」
チャムが叫ぶ。ショウのビルバインは抜いた剣を真一文字に振り下ろした。それでシュテドニアスの魔装機を両断した。
「うわああああああっ!」
両断されながらもパイロットは何とか脱出した。そして墜落する機体から逃げる。彼は何とかそこから逃げ出すことに成功した。
「助かったみたいだな」
ショウはそれを見て少し安堵した顔になった。
「やっぱり死んじゃうと後味悪いもんね」
「ああ」
チャムの言葉に頷いた。
「戦争だけれどな。それでも死ぬより死なない方がいいさ」
「うん、そうだね」
「ヘッ、そんな悠長なこと言ってる場合じゃねえぜ、ショウ」
だがここで隣に来たトッドがそう言った。
「また来るぜ、敵に情をかけるよりこっちが生き残るのを優先させな」
「トッド」
「トッドの言う通りよ、ショウ」
ここでマーベル達もやって来た。
「今は敵を倒すことだけを考えましょう、戦争なんだから」
「わかってる」
ショウはそれに答えた。そして敵をまた一機撃墜した。今度はオーラショットであった。
「これでどうだ」
「そうよ、それでいいの」
マーベルはそれを見て満足したように頷いた。
「行くわよ」
「ああ」
マーベルはショウに前に出るように言った。ショウはそれに従い前に出る。そして敵をまた一機葬った。今度は剣で斬り落としたのだ。
「西部の姉ちゃんもやるねえ」
「トッド、貴方もよ」
だがマーベルはクールにトッドに対してもそう言った。
「敵が怯んだわ、今がチャンスよ」
「了解、じゃあ行くか」
「ああ」
オーラバトラー達は前に出た。それに魔装機達も続く。ゴーショーグンも
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