第10話 逢”魔”時(1)
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従いて、汝らを助けん!」
って、今度は青い肌のおっきな人が出てきた! 純吾君が「召喚」って言ってるけど、私たちを助けてくれるのかな……?
「なのはちゃん、大丈夫だった?」
「すずかちゃん…、うん。怪我とかしてないし、ほら、フェレットさんも」
「そうだね。間にあって、本当に良かった…」
間に合うって、どうしたんだろう? …いや、それよりも!
「そ、それよりすずかちゃん! 純吾君危ないの! 早く連れ戻して、一緒に逃げないと!」
「えっと、……純吾君なら、大丈夫だよ。ほら」
そう答えてくれたすずかちゃんの指差した方向を見ると、そこには終始化け物を圧倒する純吾君に、羽の生えたリリーさん。2人とも、すっごい息があってるように見える。まるでずっと一緒に戦ってたみたいに、本当に息がぴったし。
横に視線を戻すと彼らの事を心配そうな、けど信頼をした眼差しで見つめるすずかちゃん。
「純吾君……、頑張って…………」
手をぎゅっと握って、私に気づかないすずかちゃんの視線は、どこか物語のヒーローを見つめる様な、そんな風に見えた。
それが私、高町なのはが、“魔”法と、悪“魔”に出会った、初めての夜の出来事でした。
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