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その答えを探すため(リリなの×デビサバ2)
第10話 逢”魔”時(1)
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返してやるんだから!! ……って訳で、早く塾行きましょ。」

 ぐって手を握って気合いを入れるアリサちゃん。
……うん、そうだよね! 羨むんじゃなくて、自分にできる事をまずはしっかりしないと


―――助けて


!! 誰なの!?

「今、なにか聞えなかった?」

「何か?」

「何か、声みたいな…助けてって」

「別に、そんな声聞えなかったわよ」

すずかちゃんとアリサちゃんには聞えなかったみたい、だけど…


―――――助けて!


 やっぱり!

「なのは!」「なのはちゃん!」

2人がびっくりしてるけど、本当に声が聞こえる、助けを呼んでるの!

声が聞こえてきたような場所へ向かって、必死になって走っていると………

「え、君が…?」

 道の真ん中に、綺麗な赤い宝石を首にかけた、一匹のフェレットさんがいたの。
 フェレットさんは普通喋れないけど、絶対呼びかけてきたのはこの子。だって、怪我してるんだもの!

「どうしたのよいきなり!」「なのはちゃん!……その子、どうしたの!?」

 アリサちゃんとすずかちゃんが後ろから追いついてきた

「と、とりあえず病院にこの子運びましょう!」



 その後はすずかちゃんが病院を探してくれたので、みんなで一緒に病院まで走っていったの。フェレットさんは怪我はあったけど、ちゃんと治るって獣医さんが言ってくれて、とってもほっとしたの。





「フェレット?」

「そう、フェレット。なんでか分からないけど、とっても酷い怪我をしてたから、慌ててみんなで病院まで運んだの。ちゃんと怪我は治るみたいだけど…、ちょっとびっくり」

 すずかが珍しい事があったとそんな事を話していたのは、夕方遅くに翠屋から純吾が返ってきてからの事である。

「けれども、そのフェレットを見てると、純吾君と似てるなって」

「? ジュンゴ、フェレットじゃないよ?」

「ふふっ、違う違う。純吾君も、初めて会った時、酷い怪我してて、フェレットも怪我をしてて、その怪我も治るっていうし、色々と似てると思わない?」

 おかしそうにそう話すすずかと、それを聞いてフムと考え込む純吾。

「……リリー」

「は〜い、いつもあなたの傍に這いよる(夜・這・い、的な意味で♪)仲魔、リリムちゃんですよ〜」

 どこからともなく音もなく、唐突に表れるリリー。

「ん…。フェレット、ジュンゴと似てないかな?」

「う〜ん。……あっ、可愛らしいってことは似てるわね!」

 顔をあげ真剣な顔をして疑問を言う純吾に、どうだ、と言わんばかりの顔でとんちんかんな返答をするリリム。すずかが呆れ果てた目でそれに答えた。

「リリーさん、
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