八話〜あなた、テクニシャンですね……〜 3月20日修正
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のだ。
そういったことが続くといつの間にか今月分の残金が大変なことになっているため勘弁してほしい。
―――っあ!!―――
ん?
そして会計を済ませ、外に出るとそこには青い菱形の綺麗な石が置いてある。
……十中八九ジュエルシードだろうな。―――拾おうよ!―――この大量に保有された魔力を少しずつ抜き取って俺の体内で循環する魔力に変えることは出来ないのだろうか? ―――ねえ! 拾ってー!―――それが出来たらかなり負担が減って楽になるんだが……。
―――拾ってくれないと呪うよ……?―――
そんなことを考えていると聞こえてくる幼女の声。ただし、現在俺に向かって涙目上目遣いで話しかけてくる幼女の声は除く。
「……その青い石を渡してください」
「ちょっと待ってくれ。これはあんたのか?」
「しらばっくれんじゃないよ! 何なのかあんたは知っているんだろう!?」
「渡してくれなければ力尽くでも……」
「はあ……分かった。これが何なのかは分からないがお前らに渡そう」
「本当ですか!?」
「ただし! 俺が出す三つの条件に従ってくれたらの話だ」
「……ええい! まだるっこしい! そんなこと言ってあたし達を騙そうってつもりだろ!?」
「待って、アルフ。……何ですか、その条件は?」
「一つ、これは強制というわけじゃあないが、出来たらこの石が何なのかとこれを集める理由を教えてくれ。二つ、自己紹介をしよう。三つ、うちで飯を食え。そこの金髪のあんた……。見た感じ栄養不足っぽいぞ?」
「……え? そ、そんなことでいいんですか?」
「ああ。ということで、行くぞ」
「え? あ、あれ?」
……ということが、50メートル先で起きていたんだ。
―――い、妹があ!? 私の妹が知らない男にホイホイ着いていっちゃってるう!?―――
……ご愁傷様
―――そんな……ばかなっ!?―――
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