八話〜あなた、テクニシャンですね……〜 3月20日修正
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ら、調べる時間はいくらでもあるさ。
そこであいつが、危険かどうか調べてやるよ。
「……さて、帰ろうか。ルナ」
『え!? 助けないんですかマスター?』
―――えー!? もう帰るのー!? ジュエルシード持って帰ろうよー―――
今は駄目だろう。見つかってしまうしね。今度別のジュエルシードを見つけたら拾ってやるから。
―――むー……―――
「高町はただ困惑しているだけだから問題なし」
『……りょーかいでーす』
「ふむ……今度高町に精神安定でも御守りに付与しておくかな? いつか高町が胃痛持ちになりそうで怖い」
『ナイスですマスター』
(……とまあ、昨夜はこんな感じだったかな?)
(かなり面倒くさいことになってるな)
(これってさ……フェイト・テスタロッサに勝ち目はあると思う?)
(あるわけがない)
(ですよねー)
(それでお前が知らない女子のことだが、多分、というかほぼ間違いなく俺のクラスの秋山仄夏(あきやま ほのか)だろうな)
(秋山さん、秋山さん……あ、そういえば唯一自力で解呪してた奴がいたな。そいつかもしれない。しかも偶にこちらに向けて妙に冷めた視線を送って来るから一応名前覚えてたんだった)
(後、百合の可能性が若干だがある)
(……まじで?)
(ああ。女子全般に対して触り方が妙にセクハラっぽいからな)
なんだ、変態だったのか。
(そうか。とりあえず今の所はよく分からないから保留。いざとなったら敵対されないように事情でも説明しとこう)
(ああ。そのあたりが妥当だろうだな)
(よし、これで今後の予定は決まったとして……なあ。蒼也)
(なんだ)
(買い物手伝ってくれ)
(面倒だ)
(……即答すんなよ。寂しいだろ)
(実を言うと今日は嫌な予感がするから家で修行でもするつもりなんだ)
(なら仕方ないか。すまないね。無理言って)
(いや、俺の方こそすまない)
「チェックメイトだ」
「……おうふ」
チェスに負けてしまった。それなりにチェスは出来ると思っていたんだが……。
蒼也の実力がメキメキ上達してくようでいつかは完敗しそうだ。
そんな少しブルーになった今日も高町達は屋上でお弁当である。
蒼也にとっては三人組に。俺にとってはキラキラ転生者に会わないように心がけているため
屋上で食べる日というのは非常にリラックス出来る日だ。
「それじゃな」
「ああ」
さて、家に食材はどのくらい残っていただろうか?
「牛肉、魚、キャベツ、卵……後は牛乳くらいか? ああ、バターも必要だったな」
これで、粗方必要なものは集め終えたはず……だろう。
どうにもまだまだ、料理は練習中なわけで作りすぎたり食材を無駄にしてしまうことが多い
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