八話〜あなた、テクニシャンですね……〜 3月20日修正
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いない。
その原因になったと思われる物騒な武器はあちこちに落ちており、槍、剣、矢など様々な種類の武器がある。
だがどれもみな共通して、普通の武器じゃないです、とでも主張するかのような派手な装飾が施されたり、高価な素材が使われているため、なんとなく近寄りがたいような雰囲気を醸し出している。まるで、王宮に飾られているような国宝級の武器に触れるかのような……いや、そこまではいかないが。まあそれ程のレベルの武器が道路にポロポロ落ちているという事実が分かってくれればいい。
―――むむむ……。これ、明らかに質量武器だよね……? あれ? 違うのかな……?―――
知らんがな。非殺傷設定が付けれるようなものだったら大丈夫なんだろう。
付いてなかったら……その時はその時さ。
とりあえず、依然蒼也にキラキラ転生者はニコポ、ナデポ以外に特典で何を貰ったんだろうか、という質問を投げかけたことがあり、その時に蒼也からキラキラ転生者が貰う可能性が高い特典の名前と効果を聞いたことがある。
そしてこの状況、大量の武器が落ちているということは恐らく使い捨て、且つ質の良い武器、それらが、地面になんらかの衝撃を加えてから地面に捨てられていることからこれらの武器は投擲されたと考えていいだろう。
つまり、キラキラ転生者の特典の一つはアニメ、Fateに登場する最古の王である英霊、ギルガメッシュの技。
「……王の財宝か」
王の財宝とはギルガメッシュが生前に手に入れた宝具。分かりやすく言えばレアで強い武器や便利なアイテムをいつでも空間を開いて取る事も射出することも出来る倉庫のようなものらしい。
確か、ただの質の悪い武器を投擲していたらただの王の財宝。武器の質が良ければギルガメッシュが実際に使っていた宝具も特典で手に入れた正真正銘ギルガメッシュの王の財宝だから、後者の場合、ほぼ即死に近い攻撃もあるから要注意だそうだ。
そして、今回の場合はその後者の場合に当てはまっていると見ていいだろう。
……しかし、ここまでの被害を出していて大丈夫なのだろうか。
いや、駄目だろう。
「……なあ。ちょっと手遅れな状況になっていると思うのは俺の気のせいか?」
『……奇遇ですね。と言いたいところですが、一応結界が張ってあるため大丈夫なようですね』
言われて気づく。そういえば夜中とは言え、ここまで人気が無いのは妙だと思っていた。
「そっか。動?してみたいだね。気づかなかったよ。それじゃあ、俺が結界内に入ったことは魔導士の誰かにばれている可能性が高いな……魔力大分食って変体するのは嫌だし……自力で気配消していくか」
『そうですねあまりマスターの魔力量は並外れて多いというわけではありませんし……って、ええ!? 変態するんですか!? 変態なマスターのデバイス
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