第1話:再臨のゲッター
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、竜馬の思考にはそれらの人々を救助するというような考えはない。竜馬が最優先にしているのは、こんな騒ぎを引き起こした大馬鹿者を探し出し、叩きのめして逃がさないように拘束することである。
竜馬は先程持ち出した宝石を懐から取り出すと、それを高々と掲げ、叫ぶ。
「チェェェェェェエンジ、ゲッタァァァァァァァァア!」
『OK, Change Getter1』
竜馬の咆哮に宝石が応え、機械じみた音声を発した直後、竜馬の体を真紅の魔力光が包み込んだ。
すると竜馬が着ていた鳥竜館の道着が光と共に消滅し、その代わりにバリアジャケットと呼ばれる魔力で作られた防護服が生成される。
バリアジャケットの形状は黒い上着に青いジーンズ、小麦色の丈の長いコートが生成され、更に真紅に染められたマントが竜馬の首元にマフラーのように巻き付いた。
そして宝石を中心に黒いフレームが装着されていき、トマホークと呼ばれる片手用の斧のような形状を取った。
斧となった宝石、インテリジェントデバイス・ゲッター1は竜馬の右手に収まり、変身は完了する。
今ここに鳥竜館師範としての流竜馬の裏の顔、魔導士としての流竜馬が再誕したのである。
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