第58話 =てがかり=
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気なのか?」
エギルの顔からは普段からは想像もつかないが、一瞬だけ気遣わしげな顔をしていた。それはそうだろうな…まさかとは思いつつも何か起きるのではないかという恐怖がジワジワとわきあがってくるのが判る…でも…
「アスナがってことはもしかしたらユカも、だしな…それに」
「死んでもいいゲームなんてぬるすぎるぜ」
俺たちは伊達に2年間をデスゲームの中ですごしてきたわけではない。恐らく敵無だろう。
「…アミュスフィア買わないと…」
「ナーヴギアで動くぞ。アミュスフィアは単なるあれのセキュリティ強化版でしかないからな」
「そりゃありがたい」
それは俺も同じだった、アミュスフィア代はガットとかそういったものに費やせるからめちゃくちゃありがたい。
「アスナを助け出せよ。そうしなきゃ俺たちの戦いはおわらねぇ」
そういいエギルは拳を突き出す。
「だな。さっさとエンディング迎えたいもんだな」
そういい俺も拳をあわせる。
「あぁ。いつかここでオフをやろう!」
3人でゴツンと拳をぶつけ合うとそのままエギルに背を向け店をあとにした。
――――
「あっ!!」
「ど、どうしたんだよ」
「……説明入れないと……と、ってことで先かえるぞ!」
そういいながらスマホで美菜実の名前を探しながら桐ヶ谷家へ帰るべく先にダッシュ、駅まで向かった。
美菜実と電話が繋がると明らかに不機嫌な声が聞こえたが「やるべきことがある」というめちゃくちゃ曖昧な言い方+「しばらく朝練はなしで…」という要求もしぶしぶだがのんでくれた…。練習再開のときがとてつもなく怖いんですけど…。
その前に、アスナたちを助け出してからだ…それから美菜実のことは考えよう…。
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