第七話 聖女
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
二人の堕天使との戦闘があった翌日。闇慈と一誠はいつも通り二人で学校に登校していた。
「はあ。リアス先輩。まだ怒ってるかな?」
「怒ってると思うぜ・・・?リアス先輩はこう言った事は滅茶苦茶厳しいからな〜」
(やっぱりあの時。堕天使は倒すべきだったかな・・・。くそっ!!死神の力を手しておきながらなんて様だ!!)
(仕方のないことだ。お前は人間で優しすぎる。殺める事に反射的に抵抗が出たのかもしれん。それに過去のことに心を捕らわれるのはやめろ)
(・・・デスさん。僕はもう甘えを捨てます。敵対する奴は・・・殺します!!)
(それはそれで良い。だが、力の使い方を誤ると後悔するぞ?)
(はい!!)
「ん?どうしたんだよ?闇慈」
「いや。何でもない、ちょっと考え事をしていただけだよ」
因みにデスのことはオカルト研究部の部員には全く話していない。そして再び学校に向かって歩き始めると・・・
「きゃっ!!」
と軽い悲鳴が近くから聞こえた。闇慈たちは声のした方を見てみるとシスター服を着て、頭にヴェールをかぶった少女が倒れていた。そして何より・・・
「むっほー!」
「なっ!?」
シスター服のスカートが捲れ、中の下着が露出していた。闇慈は顔を赤面させ、慌てて目を左手を遮ったが一誠は相変わらずのエロい目で見ていた。
「・・・天誅!!」
闇慈は右手で拳骨を作ると一誠の頭上めがけて振り下ろした。闇慈の身長は一誠より高いから簡単なことだった。
「痛ってーー!!何するんだよ!!闇慈」
「イッセーがエロい目で見てたから天誅だよ。それより彼女を助けないと」
「そうだな。ここでフラグゲットしてやるぜ!!」
(フラグって何だろう?とにかく今は・・・)
闇慈と一誠は倒れた少女に近寄り話しかけた。
「あうぅ。どうして何も無い所で転んでしまうんでしょうか?」
「大丈夫っすか?」
一誠はシスターの少女に手を差し出した。
「あ、はい。ありがとうございます」
少女も一誠の手を取り立ち上がった瞬間、突風が起き彼女のヴェールが風に飛んでしまった。闇慈は咄嗟にそのヴェールを掴んだ。そしてその拍子に彼女の容姿が露わになった。緑色の瞳に、小柄な体格。そして何より金色の髪が風になびいていた。闇慈と一誠のこの子に対する第一印象は同じだった。
((・・・可愛い))
「あ・・・あの///」
「あ!・・・悪ぃ!!」
一誠は掴んでいた手を離すと少し離れた。今度は闇慈が彼女のヴェールを彼女の頭にかけてあげた。
「あ、ありがとうございます(英語)」
「へえ。外国人なのに日本語が上手いね?(日本語)」
闇慈は日本語でシスターの少女に話しか
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ