第六話 戦闘
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られるぞ?)
「(分かってます)あの。そこの男の堕天使さん」
「何だ?小僧。人間に話す舌は持ち合わせてはいないが話くらいは聞いてやろう」
「レイナーレって堕天使を知っていますか?」
「レイナーレ様をご存じとは・・・っ!?まさか・・・貴様」
その言葉を聞いた闇慈は右手を自分の胸に置いた。
「来い・・・来いよ・・・俺は・・・ここにいる!!」
お決まりの台詞を言いながらセイクリッド・ギアを発動させ、デスサイズ・ヘルを担いだ。
「貴様は・・・レイナーレ様を退けた・・・死神か!!」
「さあ・・・貴様に『死』を見せてやる!!」
闇慈はデスサイズ・ヘルを両手で持つと男に向かって斬りかかった。男も右手に光の槍を持ち出した。
ガキン!! バキン!!
闇慈はまず男の力量を図るため力を抑えて戦っていた。そして鍔迫り合いの状況になると・・・
「やるな・・・流石はレイナーレ様を退けた事だけのことはある」
「光栄だな。堕天使に褒め称えられるなんて思ってもいなかった・・・」
「だが貴様は一つ間違いを犯したぞ?」
「何?」
「お前の仲間を放って置いて良いのか?」
「私はあの死に損ないをやる!!」
女の堕天使が一誠に向かって翼を羽ばたかせ、急接近した。
(しまった!!男だけに気を取られすぎた!!・・・ここはイッセーの可能性を信じるしかない!!)
闇慈が一誠の心配をした瞬間強い光が走り、襲いかかった女の堕天使が吹っ飛んでしまった。そして男から距離を取り、一誠を見てみると左手に巨大な真紅の『篭手』を身につけていた。
(イッセーのセイクリッド・ギアが覚醒した!!やったな!!イッセー)
(まさか・・・あの篭手は!!)
(どうかしましたか?デスさん)
(・・・いや。何でもない。今は目の前の敵に集中するのだ!!)
(はい!!次で終わらせます!!)
闇慈は一斉に魔力を解放し足に集中させ、一気に斬りかかった。魔力を足に集中させているため闇慈の素早さは格段に上がっていた。
「これ程までの魔力を・・・」
「はあああ!!!」
ザシュ!!
闇慈は男の両足を立てなくなる程に切り込んだ。
「ぐわっ!!まさか・・・これ程とは・・・ここは引かせて貰おう。・・・小僧、名を何と言う?」
「俺の名は黒神闇慈だ」
「・・・中々良い名だ。我が名は『ドーナシーク』。再び相見えないことを願おう!!」
そう言うと堕天使ドーナシークは暗闇へと消えて行った。その事を確認すると僕はセイグリッド・ギアを解除して一誠に駆け寄った。
「大丈夫?イッセー」
「ああ。何とか俺もセイグリッド・ギアを覚醒させることが出来たみたいだぜ!!」
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