第七話
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いたために、こちらの慣性制御弾による爆撃を華麗にかわされて──こちらの戦闘機の出撃直後に減速され襲撃ポイントが大幅にずれると、亜光速では戦闘機の重力波エンジンを最大出力にしても襲撃ポイントに機首を向ける事すら出来なくなる──更には敵艦隊が逆に航宙母艦に向けて小型種を出撃させたために、僅か2隻の航宙母艦の戦力では抗戦も出来ずに即座に撤退。出撃した編隊は帰る場所を無くしパイロットは同調中断することとなり任務は失敗。パイロット達はまさに為す術なし。エルシャンにとってもっと残念な任務だった。
「勝ち戦もあれば負け戦もあるのは当たり前だけど、勝ち続けたいものだよね」
奇襲作戦の失敗によって失われた星系国家。そして操縦者を失い。今もどこかを慣性に従い飛び続けているだろう編隊を思いながらエルシャンはそうまとめた。
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